ゴールドマンCEO、イタリアの混乱がソブリン債最大の脅威

  • イタリアの混乱と移民問題は欧州全体の構造にとって大きなリスク
  • 金融危機局面のリスクは単に政府のバランスシートに移っただけ

ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)

Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は、世界の不確実性の主因は過剰債務を抱えた銀行からソブリン債リスクに移り、イタリアが最も差し迫った脅威をもたらしているとの認識を示した。

  ニューヨークのエコノミック・クラブで19日にインタビューに応じたブランクファイン氏は、イタリアの経済規模に加え、最近のポピュリスト主導の政権樹立で生じた政治混乱により、イタリアがリスクに加わったと述べた。政権発足後の最初の2週間で、イタリアの新政権は移民問題を巡ってフランスと対立し、欧州連合(EU)とカナダの画期的な貿易協定をほごにすると脅した。

  ブランクファイン氏は、イタリアの混乱と「移民問題は明らかに、現時点で欧州全体の構造にとって大きなリスクとなっている」と語った。

ゴールドマン・サックスのブランクファインCEO、ソブリン債市場についてコメント

(出所:Bloomberg)

  ゴールドマンは2008年の金融危機の局面をウォール街の他の大半の銀行よりもうまく乗り切った。ブランクファイン氏は、その局面のリスクは単に政府のバランスシートに移っただけだと指摘。「銀行が抱えた巨額債務は世界から消えなかった」と語った。
  
原題:Blankfein Sees Italy Turmoil as Biggest Sovereign Debt Threat(抜粋)

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