コンテンツにスキップする

キャタピラー、業績好調も米中摩擦が痛手に-株価は5営業日続落

  • 今年は過去最高益と2014年以来最大の売上高が見込まれる
  • トランプ大統領の追加関税に対し、中国は報復措置の構え

世界が貿易戦争に突入するとの懸念で投資家は動揺しているが、キャタピラーほどその恐怖を感じている企業はそう多くないだろう。

  キャタピラーは今年、過去最高益と2014年以来最大の売上高を記録すると見込まれるが、株価は5営業日続落し、6月は月間で16年以来最大の下げとなる方向だ。19日の取引ではダウ工業株30種平均の構成銘柄でボーイングに次ぐ値下がり率2位となった。

  米産業の指標のような存在であるキャタピラーの株価下落は、世界経済が改善しつつあるとする前提が貿易摩擦によって覆されていることを示す。中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に追加関税をかけるとのトランプ米大統領の警告を受け、中国が「強力な」報復措置を取る構えを示したことで市場は動揺した。キャタピラーは1月に18年通期見通しを引き上げた際、トランプ政権の政策で貿易戦争が勃発することはないだろうと予想していた。

  エドワード・ジョーンズのアナリスト、マット・アーノルド氏は電話取材に対し「市場では貿易関連の大型株が売られており、特に輸出関連株がそうだ」と述べた。

Afraid on Trade

  キャタピラーは過去2年、暦年ベースでダウ銘柄のパフォーマンス首位だった。5月には月間ベースで昨年12月以来最大の上昇を記録している。

原題:Caterpillar Becomes Trade-War Casualty Even With Record Profit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE