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テスラとGMに米中貿易摩擦の影、中国がボイコットとの見方も

  • 中国が国内での米車ボイコットで報復する恐れあるとBIアナリスト
  • テスラは工場建設に向け上海市と協議中、株価急落
General Motors Chief Executive Officer Mary Barra Speaks Following The Annual Meeting
Photographer: Jeff Kowalsky/Bloomberg
General Motors Chief Executive Officer Mary Barra Speaks Following The Annual Meeting
Photographer: Jeff Kowalsky/Bloomberg

米自動車メーカーのテスラとゼネラル・モーターズ(GM)は米中貿易摩擦に巻き込まれつつある。

  19日の米株式市場でテスラ株は一時6.6%安と日中取引で約6週間ぶりの大幅下落を記録、GMも4.7%安を付けた。トランプ米大統領が18日、中国が報復措置を実施すれば同国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に追加関税を適用すると警告した後、中国が対抗する姿勢を「強く」打ち出したことが響いた。

  テスラとGMは、トランプ大統領が先週発表の500億ドル相当の中国製品への関税賦課に加え、新たな追加関税を導入して中国の反発を招いた場合、極めて大きな打撃を受けるとみられている。GMは長年、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)と、中国国内で事業展開する海外自動車メーカーの首位の座を争ってきた。テスラも中国での販売を急速に伸ばしており、同国内初の組立工場建設に向け上海市と数カ月前から協議を続けている。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の自動車セクター担当シニアアナリスト、スティーブ・マン氏(香港在勤)は、「中国はトランプ大統領の対中関税に、国内での米車の完全ボイコットで報復する可能性がある」と指摘。中国国内に新たな生産・輸出拠点を開設する自動車メーカーの計画は頓挫し得ると述べた。

  19日の株価終値はテスラが4.9%安の352.55ドル、GMが3.9%安の42.26ドル。

原題:Tesla and GM Are Collateral Damage in Trump-Versus-Xi Trade War(抜粋)

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