農産物市場は「パニックモード」-米中貿易摩擦の激化懸念で急落

  • 大豆先物11月限は一時7.2%下落、中心限月では16年3月以来の安値
  • トウモロコシや小麦、綿、大豆ミールも値下がり

米中貿易摩擦が激化する影響に懸念が高まる中、穀物市場に先行きへの不安が広がっている。

  19日の商品市場では大豆を中心に農産物の先物相場が急落。トランプ米大統領が新たに2000億ドル(約22兆円)相当の中国製品に関税を賦課する方針を示したのに対し、中国が「強力な」報復措置を取ると表明したのが嫌気された。中国は先週、米国の農産物に対する関税計画を実行すると発表している。

  アレンデールのチーフストラテジスト、リチャード・ネルソン氏は「現時点でトレーダーは輸出の変化の可能性を正確に見極める合理的な議論を行うよりも、パニックモードにある」と指摘した。

  大豆先物11月限は一時7.2%下落し、1ブッシェル当たり8.645ドルと、中心限月としては2016年3月以来の安値。大豆は米農産物の対中輸出でトップ。小麦と綿花の先物も急落し、トウモロコシと大豆ミールなども値下がりした。

原題:‘Panic Mode’ for Crop Markets as Prices Plunge on Trade Fear (1)(抜粋)

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