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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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米国株続落、米中貿易摩擦を警戒-ダウ一時419ドル安

更新日時
  • 主要株価指数、朝方に安値付けた後は下げ渋る-ダウ6日続落
  • 10年債利回りは低下、株価指数と緊密に連動して推移
The New York Stock Exchange (NYSE) is reflected in a puddle in New York, U.S., on Monday, June 18, 2018.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

19日の米株式相場は続落。米中貿易摩擦の激化を警戒して波乱の展開となり、ダウ工業株30種平均は419.72ドル安まで下げる場面もあった。その後、米中間の緊張がエスカレートしなかったことから、主要株価指数は日中安値から下げ渋った。米国債はドルと共に上昇、10年債利回りが低下した。

  • 米国株は続落、米中の貿易摩擦くすぶる中で波乱の展開
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.90%に低下
  • NY原油は反落、米中貿易摩擦やOPEC総会見通しが重し
  • NY金は小反落、ドル高が圧迫-貿易摩擦の激化で

  ダウ工業株30種平均は6営業日続落し、ここ1年余りで最長の連続安となった。S&P500種株価指数は一時、3週間ぶりの大幅安となる場面があった。米国と中国が全面的な貿易戦争に向かうとの懸念が再燃したことで、アジア・欧州株が大きく下げていた。この日はトランプ大統領が中国からの輸入品に対する追加関税適用を警告し、中国が対抗姿勢を打ち出したが、その後は状況を一段と悪化させる展開がなかった。

  S&P500種は前日比0.4%安の2762.59。ダウ平均は287.26ドル(1.2%)下げて24700.21ドル。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.90%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は反落。石油輸出国機構(OPEC)その他主要産油国が増産決定に近づいていると見られる中、米中貿易摩擦の激化がエネルギー需要に打撃を与える可能性が意識された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は78セント(1.2%)安の1バレル=65.07ドルで終えた。7月限は20日が取引最終日となる。ロンドンICEの北海ブレント8月限は26セント安の75.08ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は小反落。米中貿易摩擦を受けて、ブルームバーグのドル指数は11カ月ぶり高水準に達した。ABNアムロのストラテジスト、ジョルジェット・ブーレ氏は「貿易を巡る緊張の高まりがドルと円の安全逃避需要を高め、結果的に金への打撃となった」と語った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%安の1オンス=1278.60ドルで終了。一時は1272.60ドルと、昨年12月以来の安値を付けた。

  米国株は朝方に米中間の緊張の高まりが警戒されて売り込まれたが、午後に下げ幅を縮小した。BNPパリバのマーク・ハワード氏はブルームバーグ・テレビとのインタビューで「論調と計画の中身の両方が最近これほど行ったり来たりしているのは気掛かりだ。これは本日リスクオフに傾いた原因で、大口投資家の心配の種でもある」と述べた。

  米国債は午後の取引で上げ幅を縮小。利回りは米主要株価指数と緊密に連動して推移し、10年債利回りは一時2.85%まで下げた。米中貿易摩擦を巡る懸念を背景に2年債と10年債の利回り差は縮小、金融危機前の水準に接近してきた。

原題:Stocks Pare Their Losses as Trade Tensions Simmer: Market Wrap(抜粋)
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