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【NY外為】ユーロ下げ縮小、リスク選好回復で米国株が下げ渋る

更新日時

19日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが下落。ただ午後に薄商いの中で下げを縮めた。米中間の貿易を巡る緊張よりも、米国株相場が下げ渋ったことが材料視された。

  欧州中央銀行(ECB)当局者らは利上げ開始を巡って辛抱強い姿勢を維持する考えを示した。この後、ユーロ売りは勢いを失った。ECB政策委員会のノボトニー・オーストリア中銀総裁は、ECB政策金利は少なくとも2019年夏の終わりまで現行水準にとどまると述べた。ドラギECB総裁は「初回利上げ時期の決定について辛抱強い姿勢を維持し、その後の政策調整は段階的に行う」と表明した。

  中国人民銀行(中銀)は、実際の資金供給と言葉の両方を使って、米中間の貿易を巡る緊張の高まりや中国経済の減速に対する市場の懸念を和らげようとしている。そうした姿勢を受けて、市場ではリスク選好が回復した。ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は、米国は中国との貿易関係を巡って同国との「心中協定」は回避するとの見方を示した。

  米国株市場では、S&P500種株価指数が0.4%安で終了。一時1.1%近く下げる場面もあった。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。一時0.5%高となった。ドルは円に対しては0.4%安の1ドル=110円06銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1590ドル。一時0.8%安となる場面もあった。   
  

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルと円が上昇。トランプ大統領は、中国が発表済みの報復措置を実施した場合、同国からの輸入品に追加関税を適用すると警告。米中間の貿易を巡る緊張が高まるとの懸念が広がり、リスク回避の地合いが強まった。

  リスクに敏感な通貨が大きく下げ、新興国通貨の指数は昨年11月以来の水準に下げた。

原題:Euro Pares Early Losses as U.S. Shares Recover: Inside G-10(抜粋)
Dollar, Haven Currencies Advance Amid Risk-Off Wave: Inside G-10

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