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新興市場からの逃避、経常黒字国も免れず-貿易摩擦への懸念を反映

  • 韓国とタイの経常収支は黒字、ウォンとバーツは今月大きく下落
  • 赤字国と黒字国のラインがぼやけ始めている-ストラテジスト

新興市場から資金を逃避させる動きは、相対的に安全と見なされていた国や地域にも拡大している。

  新興国全般または特定の国に投資する米上場の投資信託(ETF)からは、15日までの週に27億ドル(約3000億円)が流出。ブルームバーグのデータによれば流出規模は過去1年で最大、前週の7倍を超えた。

  相対的に安全と見なされていたアジア諸国からの流出額が大きかった。貿易摩擦の悪化や主要中銀の引き締め観測を背景に新興市場資産が売られる中で、成長見通しや経常収支が健全な国も売り浴びせを免れなかった。韓国とタイの経常収支は黒字だが、ウォンとバーツは今月の下落率が大きい6通貨の中に入った。

  バンク・オブ・シンガポールの通貨ストラテジスト、モー・シオン・シム氏は「経常赤字国と経常黒字国の通貨を差別化するラインがぼやけ始めている。これは貿易戦争騒ぎから来る不安を反映している」と話した。

Exodus Widening

地域別概要

別段の記載がない限り、単位は百万ドル

領域フローウィークフロー%変化株式フロー債券フロー総資産(米ドル)
総EM-2703.1-624.0%-2617.5-85.6250.8
アメリカ大陸-287.1-25.3%-258.7-28.335.6
アジアのPac-1952.8-15470.1%-1922.0-30.9178.0
EMEA-463.2-251.8%-436.8-26.437.2

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原題:Emerging ETF Exodus Signals It’s Not Just the Weak Getting Hurt(抜粋)

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