サマーズ元米財務長官:主要国は次の景気後退への備え不十分

  • サマーズ氏はECBがポルトガルで開いたフォーラムで発言
  • 景気悪化の影響、インフレ率上昇に伴うリスクをはるかに上回る

サマーズ元米財務長官は18日、先進国による次のリセッション(景気後退) への備えは経済的にも政治的にも不十分だと警告し、中央銀行はインフレが多少過熱するのを阻止するためだけの利上げには慎重を期すべきだと述べた。

  サマーズ氏は欧州中央銀行(ECB)がポルトガルのシントラで開いた会合で、「次の景気後退の影響はインフレ率が2%をやや上回ることに伴う悪影響よりはるかに大きい」と指摘した。

  同氏は次のリセッションより前に金利が歴史的にみて通常の水準に戻る可能性は低いと述べ、中銀は不況への効果的な対策に必要となるレベルの力で対応することができなくなると指摘。新たな景気後退局面を迎えれば、先進国の多くで台頭しつつあるポピュリズムや保護主義の勢力を助長すると付け加えた。

原題:Summers Warns Biggest Economies Not Prepared for Next Downturn(抜粋)

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