コンテンツにスキップする
Photographer: Michael Fein
cojp

ハーバードがアジア系米国人の入学差別放置と団体主張-大学は反論

  • 新入生のクラスに占めるアジア系米国人の比率は現在23%近いと同大
  • 人種を考慮できるという米最高裁の判断に完全に従っていると同大
Harvard banners hang outside Memorial Church on the Harvard University campus in Cambridge, Massachusetts.
Photographer: Michael Fein

ハーバード大学は、学部の入学選考プロセスでアジア系米国人が差別されているという同大の調査結果にもかかわらず、入学担当者がこれを無視し、対応を怠っていると公正な選考を求める団体が主張した。ハーバード大は、人種的な少数派を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブアクション)反対論者がこの団体を率いていると反論した。

  「スチューデンツ・フォー・フェア・アドミッションズ」は15日にボストンの連邦地裁で、純粋に学業成績だけに基づく場合、アジア系米国人は新入生クラスの43.4%を占め、卒業生の子どもやスポーツ特待生の有利さ、主観がより強い「パーソナル評価」を反映させた場合でも、26%を占めるはずだというハーバード・オフィス・オブ・インスティテューショナル・リサーチの調査結果(2013年)に言及した。

  スチューデンツ・フォー・フェア・アドミッションズが2014年に起こした訴訟について、ハーバード大は、団体を率いているのがアファーマティブアクションに反対するエドワード・ブルーム氏だと指摘し、全体的な入学選考プロセスの過程で、さまざまな要因の一つとして入学希望者の人種を考慮できるとした米最高裁の判断に同大が完全に従っていると主張した。

  「ハーバード大は学生に優秀さを求めるが、成績の評点やテストの点数だけを重視して優秀さを定義しているわけではない。むしろハーバードの入学選考プロセスは、次世代のリーダーになると期待され、複雑で多様化した世界に対応できる能力を備えた積極的かつ創造性に富んだ学生を特定することを目指している」と説明した。同大によれば、新入生のクラスに占めるアジア系米国人の比率は現在23%近くに達し、過去10年で3割近く上昇した。

原題:Harvard Study Found Asian-American Admissions Bias, Suit Claims(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE