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協調減産出口に厳しい試練-OPEC総会、増産反対派との調整難航も

  • 制裁の影響緩和のためイランとベネズエラはより高い原油価格を望む
  • イランは17日にサウジからのいかなる増産の提案も拒否すると警告

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は2年前の就任以降、気難しい他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国に減産を納得させ、ロシアを説得し協調減産に加えることにも成功した。その結果、北海原油代表油種のブレント相場は75%上昇し、一時1バレル=80ドル台を回復した。

  しかし、OPECが今週22日にウィーンで開く総会は、数年ぶりの困難な会合になる可能性が高く、ファリハ氏は最も厳しい試練に直面することになりそうだ。世界経済の成長に加えて、米国の核合意離脱に伴う対イラン制裁の再開、ベネズエラ石油業界の供給能力低下の影響で、国際原油市場の需給は逼迫(ひっぱく)している。そうした状況の下で、原油価格の急落を招くことなく、減産からのスムーズな離脱戦略を確実なものとする必要がある。

  サウジとロシアは増産で一致しているが、米国による制裁の影響を和らげるため、イランとベネズエラはより高い原油価格を望んでいる。イランは17日にサウジからのいかなる増産の提案も拒否すると警告した。

  IHSマークイットのベテランOPECウオッチャー、ロジャー・ディワン氏は「コンセンサスが崩壊しつつある。ロシアとサウジ、イラン、ベネズエラの立場をどのように調整できるか分からない。意見の食い違いはあまりに多い」と指摘した。

Day Two Of The St Petersburg International Economic Forum 2018

サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相

写真家:Chris Ratcliffe / Bloomberg
Russia\'s President Putin meets with Russian Direct Investment Fund officials and international investors at SPIEF 2017

ロシアのノバク・エネルギー相と同席するファリハ氏

写真家:Mikhail Metzel / TASS

Haves and Have-Nots

Some of the biggest OPEC + cutters may be unable to restore output

Source: IEA

原題:Saudi Oil Chief Faces Toughest OPEC Test After Reviving Market(抜粋)

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