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トランプ政権の対中制裁関税に金属大手各社は口閉ざす

  • 全面的な貿易戦争なら金属・鉱業セクターに大きな打撃
  • 現時点で影響はっきりしない-ニューモント・マイニング
トランプ大統領

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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米政権が中国からの輸入品に追加関税を課すと15日に発表したことについて、金属・鉱業会社は投資家と同様に困惑しているかもしれないが、表には出していない。

  米中が全面的な貿易戦争に発展すれば、金属・鉱業セクターに幾つかの形で悪影響を与える可能性があり、そうした懸念を背景にS&P500種株価指数の業種別指数で金属はパフォーマンス最下位となった。

  銅生産で世界最大の上場企業、米フリーポート・マクモランの広報担当エリック・キンバーグ氏は「現時点でコメントはない」と電子メールで回答。同社株は15日の取引で一時5.4%安となった。米ネバダ州に大規模な資産を保有するカナダのバリック・ゴールドもコメントを控えた。米最大の鉄鋼メーカー、ニューコアも電子メールで「きょうは何もない」とした。トランプ政権が鉄鋼・アルミニウム輸入への関税発動を発表した時の反応とは非常に対照的だ。

  米産金会社ニューモント・マイニングの広報担当オマール・ジャバラ氏は「提案された関税が当社のコストや業務に大きな影響を与えるかどうか現時点でははっきりしない」と電子メールで指摘。「提案リストを分析し、対象製品が中国から調達されているかどうか調べる必要がある」とした。同氏によれば、同社が使う機器の大半は米キャタピラーから提供されている。キャタピラーはコメントを控えた。

  米アルミ最大手アルコアは電子メールで、「米政権に対し、世界的な過剰供給といった重大な問題への対処で中国に関与させるよう促す」とし、他社よりやや直接的な表現でコメントした。

原題:Big Metal Is Conspicuously Tight-Lipped on U.S.-China Rift (1)(抜粋)

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