フィデリティ、スター運用者起用し新たな投信設定-カナダだけで販売

  • ダノフ、ティリングハスト両氏を運用担当者に起用
  • 両氏は30年近くにわたりベンチマークを上回る運用成績

フィデリティ・インベストメンツは、新たに設定した投資信託の運用担当者には同社で最も成功した部類のウィリアム・ ダノフ、ジョエル・ティリングハスト両氏を起用した。新ファンドには1つだけ問題があり、入手できるのはカナダの投資家だけだ。

  新規設定された「フィデリティ・グローバル・グロース・アンド・バリュー・クラス・ファンド」はダノフ、ティリングハスト両氏が共同で運用する初のファンドとなる。14日の発表資料によれば、同ファンドは世界の企業に投資し長期的な資本の拡大を実現するのが目標。設定したのはフィデリティ・インベストメンツ・カナダで、同社は米フィデリティ・インベストメントとは独立した経営。

  ダノフ氏は1990年以来、「フィデリティ・コントラファンド」(運用資産1280億ドル)を運用管理し、その間のリターンはS&P500種株価指数よりも1年当たり300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り高い。ティリングハスト氏が手掛ける「フィデリティ・ロープライス・ストック・ファンド」もベンチマークとするラッセル2000指数を1989年以降、年400bp余り上回っている。

  フィデリティインベスター・ドット・コムの編集者、ジェームズ・ローウェル氏は、カナダで販売することによって、米国で流通する他のフィデリティ商品から投資家が資金を引き揚げるリスクを回避できると指摘した。

  フィデリティ・インベストメンツ・カナダの広報担当、クリス・ペッパー氏は新規設定したファンドが投資家から相当の関心を引き付けており、「今日の売れ行きは既に好調だ」と述べた。

原題:Fidelity Taps Firepower of Star Managers for New Mutual Fund (1)(抜粋)

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