米AT&T、タイムワーナー買収手続き完了-司法省は上訴可能

  • 司法省は地裁判断を不服として上訴するかどうか検討中-当局者
  • AT&TはターナーのCATV事業を別部門とすることで合意

AT&Tは14日、850億ドル(約9兆4000億円)でのタイム・ワーナー(TW)買収手続きを完了した。AT&TがHBOやワーナーブラザーズを傘下に置くTWと事業統合してメディア事業に本格参入する買収劇を巡って独占禁止当局と1年8カ月にわたって攻防を繰り広げてきた。

  AT&Tは手続き完了に先立つ数時間前にワシントンの連邦地裁に提出した書類で、司法省が買収手続きの完了を阻止する仮処分申請をしないことで司法省と合意したことを明らかにしていた。

  米連邦地裁判事は12日、買収差し止めを求めた米司法省の訴えを退けていた。AT&Tとの合意は司法省反トラスト局による上訴を妨げるものではない。司法省当局者は地裁判断を不服として上訴するかどうかを同省が依然検討中だと説明した。

  AT&Tの弁護士が裁判所に提出した書簡によれば、同社はTW傘下のターナーのケーブルテレビネットワークを2019年2月まで別部門として管理することで司法省と合意した。司法省が上訴して勝利した場合に備えてターナー部門を容易に分離できるようにしたことを意味する。

原題:AT&T Closes Time Warner Deal After U.S. Declines to Seek Stay(抜粋)

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