「きょうか7月か」待たれるECBの決定-資産購入停止を政策委検討

  • リガで14日に開く政策委後に量的緩和の出口が発表される可能性
  • 最新の成長・インフレ予測が政策委の協議を補強する見通し

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁と政策委員会メンバーらは、ラトビアの首都リガで14日に開く会合で、資産購入プログラムの終了時期について初めて公式に協議する。だが、政策委がこの日決定を行うか、7月の次の会合まで待つかは、はっきりしない。メンバーらに現時点で日程を決める用意があるか、あるいは決定をさらに6週間遅らせるか、市場の見方は分かれている。

  この日の決定を支持する理由には、ECBがインフレ見通しに自信を深めている事実がある。その自信は、最新の予測によって補強される可能性がある。9月末に期限を迎える量的緩和(QE)は、年末まで延長されると広く予想されており、利上げ開始時期を巡っては、来年半ばのどこかの時点との予想が定着している。

  7月まで決定を先送りすれば、最近の景気鈍化の度合いのほか、通商摩擦の高まりやイタリア政治危機に伴うリスクを政策担当者がより適切に判断する助けになる6週間分のデータがさらに得られることになる。

  ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、デービッド・パウエル氏とジェイミー・マリー氏は「ECBのドラギ総裁が、資産購入を年内に終わらせるというメッセージを発することができるほど、ユーロ圏の景気回復は十分進展している可能性が高い。6月14日の総裁会見でそれが起きるはずだ」と分析した。

Unwinding Stimulus

Milestones on the ECB's path toward monetary-policy normalization

Source: Bloomberg survey of economists conducted June 1-7

Timeline shows dates by when most economists predict a given action.

  ECBはフランクフルト時間14日午後1時45分(日本時間同8時45分)に政策決定に関する声明を発表し、ドラギ総裁がリガで現地時間午後3時半(日本時間同9時半)から記者会見に臨む。エコノミストらは、債券購入プログラムが段階的な縮小を経て、12月末で完全に終わるという見方でほぼ一致している。こうしたプランをECBが声明を通じて公表する可能性があり、確定したプランの提示を政策委メンバーがためらう場合には、ドラギ総裁が会見でより微妙な暗示を与えることもあり得る。

Output Slump

Industrial production in Europe's largest economies has disappointed

Source: Eurostat


原題:June or July? ECB Debates Bond Plan’s Future: Decision Day Guide(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE