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【個別銘柄】格下げエーザイ安い、ヤーマン急落、りそなHD上昇

更新日時
  • 大和証は研究開発費膨らむとエーザイを格下げ
  • ヤーマン今期は営業減益見通し、JPモルガンはりそなHD強気判断

14日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  エーザイ(4523):前日比3.2%安の7935円。大和証券は投資判断を「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」に下げた。当面は研究開発費が従来想定以上に膨らむ公算が大きいとし、2019年3月期営業利益予想を956億円から会社計画(前期比11%増の860億円)を下回る842億円に減額、来期を936億円から863億円、再来期は1159億円から1020億円に見直した。国内後発薬子会社の売却予定を織り込んで来期以降の売上予想も引き下げた。

  住友化学(4005):2.6%安の648円。みずほ証券は、十倉雅和社長が出席したアナリストミーティングの内容に言及、健康・農業関連で会社は飼料添加物メチオニンの19年3月期単価は前期比約1割の上昇を見込むが、6月の段階で値上げの手応えは強くないもようとの見方を示した。ただし、メチオニン需要は年間120万トン程度、今後数年は毎年6万トン程度の拡大見通しが示されるなど農業関連の競争力は高く評価、現状の推定単価(キロ当たり2.6ドル)でも営業黒字の確保は可能と予想した。

  ヤーマン(6630):19%安の2110円。19年4月期の営業利益計画は前期比6.9%減の50億1500万円。売上高は9%増収を見込むがショップインショップや直営店の出店を加速させるほか、人材確保やブランディング強化のための広告宣伝費の支出を増やす。18年4月期の営業利益は前の期比54%増の53億8500万円と売上高とともに過去最高を記録、通販部門は苦戦したが、インバウンド需要が好調を維持した店販部門、中国や韓国が伸びた海外部門の好調が寄与した。

  りそなホールディングス(8308):2.5%高の657円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を600円から740円に上げた。預貸利益と手数料利益を合わせたコア利益は、金利上昇がない前提の下でも1年以内に増益反転する可能性がでてきたと指摘。従来、預貸利益の減益が大きく、手数料利益成長でカバーできない収益構造だったが、預貸利益減益の減速や地銀統合効果、デジタル戦略の3つの要素により取り巻く環境は変わりつつあるとみる。

  消費者金融2社:アイフル(8515)が3.5%安の356円、アコム(8572)が2.7%安の440円。SMBC日興証券は、両社の投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。業績は同証想定以上に安定改善基調にあるが、市場は「PER(フロー)」から「PBR-ROE(ストック)」にバリュエーションを変え始めたとみて企業価値評価の手法を変更。アコムの目標株価を620円から490円に、アイフルを455円から385円に変更した。

  JSR(4185):2.9%安の1957円。ジェフリーズは、投資判断を「アンダーパフォーム」、目標株価を1600円に設定した。半導体レジストの売り上げ成長とライフサイエンス事業の利益をプラスチックのマージン低下、LCD材料価格の減速が相殺するため、今後3年間の利益は横ばいにとどまるとみる。19年3月期の営業利益は470億円と会社計画の480億円(前期比10%増)を下回ると予想、20年3月期は460億円、21年3月期は470億円と想定した。

  曙ブレーキ工業(7238):13%高の348円。SMBC日興証券の松本邦裕シニアアナリストは、ブレーキの新基本構造を開発という13日の発表を受けて、久しぶりの良いニュースと評価したうえで、今期の営業減益計画など悪材料で株価低迷から反動が大きく、きょうも引き続き買いが先行しているとの見方を示した。高性能の新型ブレーキは電気自動車だけでなく、軽自動車やスポーツカーなど幅広い採用が期待され、単価上昇や値引き抑制などが伴えば業績へプラスに働くとみる。

  三菱電機(6503):2%安の1533.5円。大和証券は、19年3月期の営業利益予想を3750億円から3530億円(会社計画は3150億円)、来期を4100億円から3860億円に減額した。上期はFAシステムのスマートフォンや有機EL向け売り上げの前年ハードルが高く、素材価格上昇の影響も大きいため、第1、2四半期決算をやや慎重にみている。FA事業の成長率が競合比で見劣りする点を踏まえ、適用PERを従来の16倍から15倍に変更、目標株価を2200円から1900円に見直した。

  ディスコ(6146):3.5%高の2万690円。SMBC日興証券は受注について、会社が13日の電話会議で4月が前月比20%減、5月は横ばいと、従来の見方より減少幅が緩やかとコメントしたことを挙げ、為替のプラス要因を除いても若干上振れの進捗(しんちょく)との見方を示した。ウエハー関連や車載関連など比較的長期の引き合いが増えており、業績の変動幅縮小効果が期待できるとみる。

  富士電機(6504):1.7%高の854円。大和証券は投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」、目標株価を910円から970円に上げた。需要環境の恩恵を受けているほか、工場施設全体の案件受注などオペレーション変革の成果が表面化してきた点や収益性の着実な改善を評価。持続的な業績拡大に加え、19年から電気自動車(EV)向けパワー半導体の販売が本格化する成長シナリオを踏まえ、TOPIX電機、機械セクター平均並みの評価が可能とみる。

  オプトホールディング(2389):1.4%高の2132円。18年12月期純利益計画を6億円から前期比38%増の14億円に上方修正した。連結子会社ライトアップ(6580)の新規株式公開に伴い同社株の一部を売却するため特別利益11億3500万円が発生する。売上高、営業利益計画は変更しない。ライトアップは22日に東証マザーズに上場する予定。

  Hamee(3134):8.7%安の1603円。18年4月期営業利益は前の期比25%増の13億7900万円だったが、今期計画は前期比1.7%増の14億300万円と成長が鈍化する見通し。ブルームバーグのデータによる市場予想15億6300万円を下回った。

  

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