大量のショートスクイーズ、株式市場の平穏を守る-ゴールドマン

  • 大量に売り持ちされた企業のバスケット、5月1日以後に16%上昇
  • 力強い経済成長の下で経営に問題を抱えた企業が回復する可能性

経済が勢いを増している兆候から、空売りのポジションが解消されている。

  ゴールドマン・サックス・グループが集計したデータによると、株価下落を見込んで大量にショート(売り持ち)された企業50社のバスケットは5月1日以後に16%上昇した。これはヘッジファンドが選好する企業をロング(買い持ち)する別のバスケットのリターンの2倍で、株式相場の落ち着いた状況が続く兆候だという。

  ジョン・マーシャル氏らゴールドマンのアナリストは調査リポートで、「世界的な懸念材料が株式市場を広く覆っているにもかかわらず、このような上昇は、力強い米経済の下でファンダメンタルズ的に厳しい企業が回復する可能性があるとの見方を投資家が強めている証拠だ」と指摘した。

  同リポートによると、空売りのターゲットとなった企業が強気相場の局面で良好なパフォーマンスを示すことはよくあるものの、これほど圧倒することは珍しいという。

  同アナリストらは、「ここ数週間で市場には多くのリスクが浮上してきたが、米国株がなお年初来高値を下回る状況ながら、大きく空売りされた銘柄は上昇した。これは今後数週間以内にボラティリティーが高まるとの予想につながらない」と指摘。「ファンダメンタルズであろうとクオンツであろうと、この環境はロング・ショート投資家にとって非常に厳しい」との認識を示した。

原題:Goldman Says Big Short Squeeze Is Step in Preserving Market Calm(抜粋)

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