コンテンツにスキップする

中国ZTE、時価総額27億ドル吹き飛ぶ-米と和解合意後の取引再開で

  • 香港市場と深圳市場で株価が急落-2カ月ぶりの取引で
  • 「最大の試練は社内での再編」とジェフリーズのアナリスト
Employees are reflected in a ZTE Corp. sign at the company's headquarters in the Nanshan district of Shenzhen.
Employees are reflected in a ZTE Corp. sign at the company's headquarters in the Nanshan district of Shenzhen. Photographer: Brent Lewin
Employees are reflected in a ZTE Corp. sign at the company's headquarters in the Nanshan district of Shenzhen.
Photographer: Brent Lewin

中国2位の通信機器メーカー、中興通訊(ZTE)は米政府との和解合意を公表したが、同社にかかるコストは27億ドル(約3000億円)は下らないと投資家はみたようだ。

  ZTEは少なくとも10億ドルの罰金支払いと経営陣刷新に同意し、米市場から閉め出された状態が続くのをひとまず回避した。だが、通信会社や法人顧客からの信頼回復を目指す中、経営陣と取締役会全体のメンバーを入れ替えるのは難題だ。約2カ月ぶりに取引が再開された同社の株価は13日、香港市場で42%安と急落、深圳市場では値幅制限いっぱいの10%安となり、時価総額が27億ドル吹き飛んだ。中国本土の投資家は独自の理論で動くことが多いが、深圳での株価下落が最終的に香港の13日の下げに匹敵する度合いとなれば、77億ドルの時価総額が失われる可能性がある。

  ZTEは新しい幹部の採用方法のほか、殷一民会長や趙先明社長らの退任後に誰が事業を主導するかについて説明していない。通常こうした決定を下すのは取締役会だが、同社の場合は取締役会も不安定だ。かたや世界の通信会社は第5世代(5G)ワイヤレス技術への多額投資やサプライヤー選定に備えてしのぎを削っている。また、米議会からさらなる制裁の話が出るとも限らない。

Settlement Secured

  ジェフリーズのアナリスト、エディソン・リー氏は「最大の試練は社内で再編を迫られていることだ」とし、「厳しい調整の期間になるだろう」と指摘した。

原題:ZTE’s $2.7 Billion Loss Shows Tougher Challenges After U.S. Fine(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE