H&Rブロック株が大幅安、売上高予想に失望-米税制改革の影響

トランプ米大統領の税制改革が、全ての米企業を満足させたわけではない。税務サービス会社のH&Rブロックは、新法の主要な1つの条項によって課金できる税務サービス料が制限される可能性があると決算発表後の電話会議で明らかにした。

  売上高見通しへの失望からH&Rブロック株は13日の米市場で一時21.2%安と、上場来最大の下げを記録した。同社経営陣が示した2019年の売上高予想は30億5000万-31億ドル(約3360-3420億円)。アナリストの予想平均は31億4000万ドルだった。

  トランプ大統領の税制改革で法人税率は35%から21%に引き下げられた。だが、個人納税者の標準控除を2倍に拡大する変更は最終的に、H&Rブロックに悪影響を与える可能性がある。H&Rブロックの昨年の所得税申告書作成件数は前年比で2.5%増加したが、そうしたサービスの料金は申告内容の複雑さに左右される。税制改正により、項目別に税額控除する必要があるために申告手続きがより複雑になる納税者の数が大幅に減ると見込まれている。

  H&Rブロックのジェフリー・ジョーンズ最高経営責任者(CEO)はアナリストに対し、「当社は複雑さに基づき料金を設定しており、標準控除の変更を受けて料金が下がる顧客が一部にいる。次の申告シーズンの全体的な価格設定アプローチを考える際、このことを考慮に入れた」と説明した。

原題:H&R Block Falls Most Ever as Simpler Tax Code Weakens Forecast(抜粋)

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