Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が下落-FOMC声明がややタカ派寄り

更新日時
  • 米国債は値下がり、10年債利回りは一時3%超え
  • NY原油は3日続伸、米統計で原油と燃料の在庫が減少

13日の米株式相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明のトーンがややタカ派的だったことが手掛かり。米国債も値下がり。ドル指数はFOMC声明発表後に一時大きく上昇したが、その後下げに転じた。

  • 米国株は下落、FOMC声明のトーンがややタカ派寄り
  • 米国債は値下がり、10年債利回りは一時3%超え
  • NY原油は3日続伸、米統計で原油と燃料の在庫が減少
  • NY金スポットは上昇、ドルの下落で

  失業率が低下し、インフレ率が目標付近で推移する中、FOMCは政策金利を引き上げ、さらに2018年通年の利上げ回数の予測を上方修正した。10年債利回りはFOMC声明発表後に一時3%を上回る場面があった。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2775.63.ダウ工業株30種平均は119.53ドル(0.5%)下げて25201.20ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.97%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は3日続伸。朝方は一時下落していたが、米政府の統計で原油と燃料の在庫減少が示されたことを手掛かりに上げに転じた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は28セント(0.4%)高の1バレル=66.64ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は86セント上げて76.74ドル。

  ニューヨーク金市場では、スポット相場が上昇。午前中に堅調に推移した後、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げや利上げ予測上方修正に反応し一時下げたが、その後、米中間の貿易摩擦が悪化するとの見方からドルが下落したことを手掛かりに上げに転じた。金スポット相場はニューヨーク時間午後4時06分現在、0.3%高の1オンス=1299.81ドル.FOMC声明発表前に取引が終了したニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%上昇し1301.30ドル。

  アバディーン・スタンダード・インベストメンツの欧州担当エコノミスト、ジェームズ・マッキャン氏はリポートで、「FOMCは年内あと2回の利上げを示唆したほか、金利はしばらく長期的に見込まれる水準を下回った状態が続くとの市場へのシグナルを削除した」と指摘。「この転換は、堅調な国内経済の成長を反映している」と続けた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、声明発表後の記者会見で、失業率とインフレ率はともに低いとし、利上げペースは遅過ぎても速過ぎても悪影響を及ぼし得ると指摘した。また2%を上回るインフレ率に金融当局は過剰反応しないとも述べた。このほか来年1月から、全てのFOMC会合後に記者会見を開くことを明らかにした。

原題:Stocks Finish Lower on Fed’s Mildly Hawkish Tone: Markets Wrap (抜粋)
Oil Rises for Third Day After Surprise Drop in U.S. Inventories
Euro Reverses Post-FOMC Declines as U.S. Dollar Turns Down
Gold Rallies as Dollar Sags Amid Mounting U.S.-China Trade Angst

(第6段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE