6月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロ上昇、FOMC後の下げを埋める-ドルは下落

  13日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが米連邦公開市場委員会(FOMC)政策決定後の下げから反転し、日中高値を更新した。欧州中央銀行(ECB)政策委員会を翌日に控えたポジション調整や、米中貿易摩擦への懸念が背景。ブルームバーグのドル指数はFOMC後に上昇し日中高値を付けるも失速、前日比で反落した。

  FOMCが25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) の利上げを決定し、2018年通年の利上げ予測を4回に上方修正したことを受け、声明の発表直後にはドル買いが広がった。その後でドルは、米国が中国製品への関税を準備中だとする米紙報道に押された。ユーロは遅い時間に1ユーロ=1.1801ドルの日中高値を付けた。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。ユーロは対ドルで0.4%上昇し1ユーロ=1.1789ドル。ドルは対円で0.1%未満高い1ドル=110円35銭。

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が来年1月から毎回のFOMC後に記者会見を開催するとの発表が、利上げペース加速の兆候かもしれないと受け止められ、一時ドル買いを促した。ただ、同議長がその後、賃金の伸び悩みや比較的早い時期に中立金利に達するなどと指摘したことから、ドルは値を消した。ドルは主要10通貨の大半に対して下げた。円に対しては3週間ぶり高値の110円85銭まで上伸する場面を経て、前日比ほぼ変わらずとなった。

  米中間の貿易摩擦を巡る懸念も再燃。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国は中国製品に対する関税を15日にも発動する準備をしていると、情報源を明らかにせずに報じた。

欧州時間の取引

  ドル指数が3日続伸となり、昨年11月以来の高水準に達した。米金融当局者の政策金利予想分布図が年内計4回の利上げを盛り込む可能性を見極める展開だった。新興国通貨に下落圧力に押されたこと、またポンドが大幅下落したことも、ドルの上昇に寄与した。
原題:Euro Reverses Post-FOMC Declines as U.S. Dollar Turns Down(抜粋)
Dollar Whipsawed After FOMC Rate Hike as ECB Nears: Inside G-10
Dollar Gauge Climbs to Seven-Month High Before Fed: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が下落-FOMC声明がややタカ派寄り

  13日の米株式相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明のトーンがややタカ派的だったことが手掛かり。米国債も値下がり。ドル指数はFOMC声明発表後に一時大きく上昇したが、その後下げに転じた。

  • 米国株は下落、FOMC声明のトーンがややタカ派寄り
  • 米国債は値下がり、10年債利回りは一時3%超え
  • NY原油は3日続伸、米統計で原油と燃料の在庫が減少
  • NY金スポットは上昇、ドルの下落で

  失業率が低下し、インフレ率が目標付近で推移する中、FOMCは政策金利を引き上げ、さらに2018年通年の利上げ回数の予測を上方修正した。10年債利回りはFOMC声明発表後に一時3%を上回る場面があった。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2775.63.ダウ工業株30種平均は119.53ドル(0.5%)下げて25201.20ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.97%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は3日続伸。朝方は一時下落していたが、米政府の統計で原油と燃料の在庫減少が示されたことを手掛かりに上げに転じた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は28セント(0.4%)高の1バレル=66.64ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は86セント上げて76.74ドル。

  ニューヨーク金市場では、スポット相場が上昇。午前中に堅調に推移した後、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げや利上げ予測上方修正に反応し一時下げたが、その後、米中間の貿易摩擦が悪化するとの見方からドルが下落したことを手掛かりに上げに転じた。金スポット相場はニューヨーク時間午後4時06分現在、0.3%高の1オンス=1299.81ドル.FOMC声明発表前に取引が終了したニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%上昇し1301.30ドル。

  アバディーン・スタンダード・インベストメンツの欧州担当エコノミスト、ジェームズ・マッキャン氏はリポートで、「FOMCは年内あと2回の利上げを示唆したほか、金利はしばらく長期的に見込まれる水準を下回った状態が続くとの市場へのシグナルを削除した」と指摘。「この転換は、堅調な国内経済の成長を反映している」と続けた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、声明発表後の記者会見で、失業率とインフレ率はともに低いとし、利上げペースは遅過ぎても速過ぎても悪影響を及ぼし得ると指摘した。また2%を上回るインフレ率に金融当局は過剰反応しないとも述べた。このほか来年1月から、全てのFOMC会合後に記者会見を開くことを明らかにした。
原題:Stocks Finish Lower on Fed’s Mildly Hawkish Tone: Markets Wrap (抜粋)
Oil Rises for Third Day After Surprise Drop in U.S. Inventories
Euro Reverses Post-FOMC Declines as U.S. Dollar Turns Down
Gold Rallies as Dollar Sags Amid Mounting U.S.-China Trade Angst

◎欧州債:イタリア債が小幅上昇、入札堅調でも勢い続かず

  13日の欧州債市場では、イタリア債が入札で堅調な需要を集めた。それでも同国債先物は12日高値の125.97に2回迫る場面がありながら突破できず、10年債利回りは2.75%を割り込めなかった。一方、ドイツ債は入札が低調だったものの10年債利回りは50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で支えられた。注目は14日のECB政策判断とドラギ総裁の記者会見に移っている。

  ドイツ10年債入札では十分な需要が集まらず、応札倍率は0.83倍で札割れ。
原題:BTPs Fail To Build On Decent Supply; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)


(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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