米ブラックロック、ウェルスマネジメント狙い「アラディン」売り込む

ブラックロックが30年近く前に金融リスクをしっかりとモニターするため作成したソフトウエアは、ウォール街に欠かせないツールとなった。世界最大の資産運用会社となった現在、同社がテクノロジーを売り込む顧客として狙いを定めているのが富裕層向けの運用部門だ。

  ブラックロックはリスク分析ソフト「アラディン」を顧客資産の運用担当者向けにマーケティングしており、すでにモルガン・スタンレーとUBSグループのウェルスマネジメント部門が利用している。ポートフォリオをスクリーニングし、その弱点を分析するためだ。

ゴールドスタインCOO

出典:BlackRock Inc.

  ブラックロックが年2回設けている投資家デーのイベントが先週ニューヨークのマンハッタンであったが、そこでの目玉がこのソフトだった。ロブ・ゴールドスタイン最高執行責任者(COO)がプレゼンテーションを担当。「ポートフォリオ構築でアラディンを活用する極めて大きな機会」があると述べた。

  ブラックロックで急成長しているテクノロジー事業の中心がアラディンだ。ラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は2022年までにテクノロジーが同社売上高の30%を生み出すことを期待している。

Open Sesame

Underpinned by Aladdin software, BlackRock's technology business is growing

BlackRock filings

Data uses BlackRock Solutions and advisory revenue

  ただ道のりは長い。ブロックロックによれば、世界の資産運用会社トップ200社のうち約20%がこのソフトを利用しているが、世界のプライベートウェルス業界ではわずか2%に達したところだという。

原題:BlackRock Woos Wealth Managers With Aladdin Risk ‘X-Ray’ (1)(抜粋)

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