きょうの国内市況(6月13日):株式、債券、為替市場

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●日本株は3日続伸、米欧金融政策控えた円安好感-自動車や内需高い

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  東京株式相場は3日続伸し、TOPIXは終値で5月22日以来の1800を回復した。米国や欧州の金融政策発表を控えて為替相場はドル高・円安傾向となり、自動車など輸出関連、海運株など円安メリット業種が買われた。サービスや陸運など内需関連も総じて高い。

  TOPIXの終値は前日比7.55ポイント(0.4%)高の1800.37、日経平均株価は88円03銭(0.4%)高の2万2966円38銭。

  ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は「地政学リスクの緩み、米金利見通しの思惑、ECBの正常化観測と、為替相場は足元のイベントで円安に振れやすい。日本経済の足取りの弱さは心配なものの、米国経済の強さと為替の円安基調が日本株の戻りを支えている」と語る。米連邦公開市場委員会(FOMC)については「ことしの4回の利上げは長期金利に織り込まれており、マーケットに大きな影響は与えないだろう。インフレ期待は上がってきたが巡航速度で、米国株にとっては都合の良い状況」とみる。

  東証1部33業種では海運、不動産、サービス、その他金融、電気・ガス、空運、輸送用機器、情報・通信、陸運など26業種が上昇。その他製品や鉱業、非鉄金属など7業種は下落。売買代金上位ではみずほ証券が「買い」に格上げしたアイフル、SMBC日興証券が業績予想を増額した大東建託が高く、米ゲーム見本市E3での発表はサプライズなしとされた任天堂は大幅安。

  東証1部売買高は11億9857万株、売買代金は2兆2490億円。値上がり銘柄数は1286、値下がりは703だった。

●超長期債に売り圧力、需給悪化懸念が重し-FOMC前で買い手控えも

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  債券市場では超長期債に売り圧力が掛かった。今月後半から7月前半にかけて超長期ゾーンの入札が相次ぐことから、需給環境の悪化が懸念された。この日の米国時間に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの姿勢から、積極的な買いが手控えられたとの指摘も聞かれた。

  現物債市場では、新発30年物58回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.73%に上昇。新発40年物の11回債利回りは0.88%と0.5bp上昇した。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「超長期債の利回りは直近のピークをまだ下回っており、押し目らしい押し目と言えない。来週以降の入札ラッシュで、需給的には弱くなる局面に入ることが想定される」と指摘。また、「FOMCを控えて様子見の面もあり、全体的に買い手控えのムードが強い」と言う。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債は日本相互証券を仲介する業者間の売買でまだ取引が成立していない。1日を通じて取引不成立となれば、今年に入って3月13日、5月28日、同31日、6月11日に続く5回目となる。新発2年物389回債も業者間で出合いがなく、3営業日連続で取引不成立となる可能性がある。

  日本銀行はこの日の金融調節で、残存1年以下と5年超10年以下、物価連動債を対象に買い入れオペを実施。買い入れ額はそれぞれ前回から据え置かれた。応札倍率は1年以下が8.34倍と前回から上昇。一方、5-10年は3.17倍、物価連動債は4.79倍と前回を下回った。

●ドル・円、3週間ぶり高値-米追加利上げ観測でドル高の流れ継続

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  東京外国為替市場のドル・円相場は続伸し、5月23日以来の高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げを見込んだドル高の流れが継続したほか、株高などのリスク選好の動きも支えとなった。

  ドル・円相場は午後3時25分現在、前日比0.2%高の1ドル=110円57銭。FOMCの政策決定を控える中で、日本株の上昇も後押しとなり、一時110円69銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%高で推移している。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、ドル・円について「今回のFOMC会合で利上げをして、そのあと年内に金利水準がどこまで上がるのかを織り込むのかが焦点になっているが、ドル買いで利上げを織り込みに行っている」と説明。その上で、「米朝首脳会談をこなして米株がしっかり、日本株もしっかりで推移しており、リスクオンの流れになっている」と述べた。

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