ユーロ買い・債券売り加速か-ECB資産購入終了発表を市場は予想

  • ソシエテは6カ月ないし1年でユーロが1.30ドルに達すると予測
  • JPモルガンはドイツ長期国債のショートを勧めている

  「ユーロを買い、債券を売れ」。イタリアの政治情勢を巡る差し迫ったリスクが和らぐ中で、欧州中央銀行(ECB)が14日の政策委員会後に資産購入プログラムの終了を発表すると考えるストラテジストらは、ユーロ買いとドイツ国債の売りを勧めている。

  ECB当局者による最近のタカ派色の強い発言を受けて、アナリストはユーロにより強気になっており、クレディ・アグリコルはユーロの対ドル相場が年末にかけて約7%上昇し、1ユーロ=1.26ドルに達すると予想する。短期金融市場の価格設定は、2019年9月に政策金利が15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられる見通しを反映している。

  ECBのチーフエコノミストであるプラート理事は、14日の政策委について、量的緩和(QE)の終了日を決定する上で極めて重要な会合になる可能性を先週示唆した。

  ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、キット・ジャックス氏は顧客向けのリポートで、「イタリアの政治危機が続く状況でも、ECBのチーフエコノミストは政策の正常化について語っており、ユーロの対ドル相場が今後6カ月ないし1年で1.30ドルに達するというわれわれの考えをそれは補強する」と分析した。現行水準は1.18ドル前後。

  JPモルガン・チェースは、ドイツの長めの国債のポジションをショートにするよう勧めており、ドイツ銀行はイールドカーブのフロントエンド(短期債)の売りを選好。モルガン・スタンレーは、ユーロ金利スワップとドイツ国債のスティープニングの勧めに対し、イタリアの先行き不透明感が潜在的な障害になると指摘した。

Rising Up

ECB rate pricing has climbed after policy maker Praet signaled QE talks

Source: Bloomberg

原題:Draghi Set to Boost Euro, Weigh on Bonds as Political Risks Dim(抜粋)

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