ドル・円、3週間ぶり高値-米追加利上げ観測でドル高の流れ継続

更新日時
  • ドル・円は一時110円69銭と5月23日以来の高値
  • FOMCを受けた年内利上げ回数の織り込みが焦点に-野村証

東京外国為替市場のドル・円相場は続伸し、5月23日以来の高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げを見込んだドル高の流れが継続したほか、株高などのリスク選好の動きも支えとなった。

  ドル・円相場は13日午後3時25分現在、前日比0.2%高の1ドル=110円57銭。FOMCの政策決定を控える中で、日本株の上昇も後押しとなり、一時110円69銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%高で推移している。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、ドル・円について「今回のFOMC会合で利上げをして、そのあと年内に金利水準がどこまで上がるのかを織り込むのかが焦点になっているが、ドル買いで利上げを織り込みに行っている」と説明。その上で、「米朝首脳会談をこなして米株がしっかり、日本株もしっかりで推移しており、リスクオンの流れになっている」と述べた。

  FOMCは日本時間の14日午前3時に政策決定を公表し、最新の経済予測とFOMC参加者の金利予測を分布したドット・プロットも示す。パウエルFRB議長は同午前3時半に記者会見を開く予定だ。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長は、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の引き上げが確実視される中で、「その先の利上げペースに対するコミュニケーション、パウエルFRB議長の記者会見やドットプロットの変化が注目」と指摘。今回のFOMCでの利上げに加え、年内あと2回の利上げが確実視される場合には、「ドル・円は5月21日高値111円40銭も十分に届く動きになっていきそう」と述べた。

  FOMC後の為替相場の展開について、野村証券の高松氏は「米長期金利が年初最高水準の3.12%を超える動きは微妙とみられているが、3%や3.1%を超えていく過程で株や資源国通貨などのリスクセンチメントがどこまで耐えられるか。そして、それを受けてドル・円もどこまで耐えらえるかが気になる」と述べた。

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