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ガンドラック氏が「ほぼ自殺行為」と警告-米金利上昇局面の赤字急増

  • 景気サイクル終盤での債務拡大は「かなり前例のない事態」
  • 米10年債利回りが20年か21年までに6%に上昇するとの見方変わらず
ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)

Photographer: Michael Nagle
ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)
Photographer: Michael Nagle

金利上昇局面で赤字が急増すれば、米国は財政難に向かうしかないかもしれない。ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)が指摘した。

  ガンドラック氏は「ほぼ自殺行為に近いと思われることが行われている」と、自身が運用するダブルライン・トータル・リターン債券ファンドについて語るウェブキャストで12日発言。米国は「金利を引き上げながら、赤字の規模を拡大している」と述べた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は13日、今年2回目の利上げを決定し今後の追加利上げも示唆するとみられている。一方で、減税と連邦支出拡大で米財政赤字は2030年以後、国内総生産(GDP)の125%に向かって膨らむ方向だと、ダブルラインが米議会予算局(CBO)の見通しを引用しながらスライドで示した。

  ガンドラック氏は「景気サイクルのここまで遅い段階でこの水準の債務拡大を目にするのはかなり前例のない事態だ」と警告した。

  運用資産が3月末で約1190億ドル(約13兆円)のダブルライン・キャピタルで最高経営責任者(CEO)も務めるガンドラック氏が指摘した他の主なポイントは以下のとおり:

  • 米10年国債利回りは20年か21年までに6%に上昇する方向に引き続きある
  • 原油はバレル当たり90ドルまで上昇する公算大
  • 向こう半年から1年はリセッション(景気後退)の公算は小さいが、20年までに起きる可能性はあり、次期米大統領選は荒れ模様になりかねない

原題:Gundlach Says Rising Rates and Deficits Like ‘Suicide Mission’(抜粋)

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