G7でのトランプ氏は正しいが迎えるべきは中印-BRICs生みの親

  • 元ゴールドマンのジム・オニール氏がブログ投稿で指摘
  • 中国がメンバーでないG7を真剣に捉えることはできない
Photographer: Cole Burston/Bloomberg
Photographer: Cole Burston/Bloomberg

トランプ米大統領が主要7カ国(G7)の枠組み変更を求めたことは正しいが、ロシアの復帰を主張したことは間違っている。2001年にブラジルとロシア、インド、中国という4大新興国を示す「BRICs」という造語を生み出したジム・オニール氏がこう指摘した。

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの会長を務めたオニール氏は、中国がメンバーでないG7を真剣に捉えることはできないと論じる。中国の経済規模は今年、ユーロ圏を上回る見込み。BRICsの一角であるインドはすでに国内総生産(GDP)でイタリアを追い抜いている。

  同氏は「新興国が台頭する世界でG7はますます重要でなくなりつつある」とブログに投稿。「BRICsを排除しながらイタリアのような経済的に無力の国が参加している枠組みは、世界経済のリーダーシップを行使するために必要な正当性を恐らく主張できない」と記した。

  ロシアを加えたG8を提唱したトランプ大統領と異なり、オニール氏は中国とインドを迎え入れるとともに、カナダとフランス、ドイツ、イタリアを除き、代わりにユーロ圏を1代表として参加させることでG7はその意味を増すとを提言した。ブルームバーグの集計データによれば、10年以降の世界GDP増加分の半分以上を占めるのが中国とインドで、この間に日本と欧州連合(EU)のドルベースでの経済規模は低下している。

  オニール氏はカナダで先週開かれたG7首脳会議に対する市場での反応の薄さが、G7が重要でないさらなる証左だとしている。

原題:BRIC Inventor Says G-7 ‘Irrelevant’ as China and India Left Out(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE