ロシア、OPECなどに協調減産解除を提案へ-7月にも増産と関係者

  • 日量180万バレルの増産分は、産油国間で相応に分配される見通し
  • 全体の産油量は減産前水準をなお日量100万バレル程度下回る見込み

ロシアは、原油の協調減産に参加する石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国に対し、減産合意前の2016年10月の生産水準に3カ月以内に戻すことを可能にする提案を行う計画だ。ロシアの意向を詳しく知る関係者の1人が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、減産の解除は7月にも開始され、日量180万バレルの増産分は、産油国間で相応に分配される見通し。関係者によれば、一部諸国、特にベネズエラとアンゴラ、メキシコが増産に対応できないため、市場への供給増は180万バレルを下回ることになりそうだ。

  減産合意を主導するサウジアラビアとロシアは、原油価格がさらに上昇し、需要を損なう事態を避けるため、近い将来の増産を既に示唆しており、今回のロシアの提案は、増産余力のある参加国が事実上減産を終わらせるより踏み込んだ内容となる。このような動きは他の参加国の同意を必要とするが、一部諸国は既に増産に反対を表明している。

  シティグループのエド・モース氏を中心とするアナリストらは12日のリポートで、減産合意に参加する2大産油国が支持していることを考えれば、増産は「不可避と思われる」としながらも、より少ない日量50万バレル前後の増産幅で合意が成立する可能性が最も高いと予想した。

  ただ、多くの産油国が実際には2016年末の減産合意で約束した以上の減産を行っており、関係者によると、日量180万バレルの増産が実現したとしても、全体の産油量は協調減産前の水準をなお日量100万バレル程度下回る見込みだ。

原題:Russia Is Said to Seek Oil-Cuts Rollback for Most OPEC+ Nations(抜粋)

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