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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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【米国株】S&P500種が上昇-中銀の政策決定控え

更新日時
  • S&P500種は一時下げる場面もあったが終盤に回復
  • NY原油は上昇、サウジの増産計画への反対派が増加
Commuters exit a subway station near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Oct. 16, 2017. The dollar strengthened and Treasuries fell after Federal Reserve Chair Janet Yellen suggested gradual rate increases are warranted despite soft inflation. Gains in oil and copper drove a gauge of commodities to a six-month high.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

12日の米株式市場ではS&P500種株価指数が上昇。市場の注目は米朝首脳会談から、週内に発表される主要中央銀行の政策決定に移っている。

  • 米国株、S&P500種が上昇-市場は主要中銀の政策決定に注目
  • 米国債は下落-10年債利回り2.96%
  • NY原油は上昇、サウジの増産計画への反対派増える
  • NY金は下落、米CPI受け利上げ観測

  S&P500種は午後に一時下げる場面もあったが、終盤に回復した。売買高は過去の平均を下回った。米国債市場では10年債利回りが上昇。外国為替市場ではドルが上昇し、ユーロは下落した。この日は円などの安全通貨が下落。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日、米朝首脳会談を開き、朝鮮半島の「完全非核化」を目指すことで合意した。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2786.85。ダウ工業株30種平均は1.58ドル下げて25320.73ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時58分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.96%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は上昇。サウジアラビアとロシアが増産に動くとの見方から下げる場面もあったが、石油輸出国機構(OPEC)内で増産計画に反対する国が増えたことが価格安定につながった。これまでにイラク、イラン、ベネズエラが増産に反対している。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、26セント(0.4%)上昇し1バレル=66.36ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は58セント下げて75.88ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。5月の米消費者物価指数(CPI)の前年比での上昇率が約6年で最大となり、利上げ観測が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.3%安の1オンス=1299.40ドル。

  主要7カ国(G7)首脳会議と米朝首脳会談が終了し、注目は主要中銀の政策決定に移っている。米連邦公開市場委員会(FOMC)は13日に利上げを決定すると予想されており、14日の欧州中央銀行(ECB)の政策決定はタカ派寄りに傾くとの見方が広がっている。日本銀行も15日に政策決定を発表する。

  タイタス・ウェルス・マネジメントのウェルスアドバイザー、デレク・グリーン氏は「主な注目点はFOMC、ECB、日銀であり、貿易問題を巡るツイートではない。われわれが待っているのは中銀の政策決定だ」と指摘。「嵐の前の静けさなのかもしれない。売買高はあすから確実に増えるだろう。今後3日間に3つの記者会見がある」と述べた。

原題:U.S. Stocks Climb Before Central Bank Decisions: Markets Wrap(抜粋)
Crude Rises as OPEC is Riven by Dissension Over Relaxing Curbs
IShares ETF Joins Gold Exodus as Fed Rate Bets Spook Investors

(第6、7段落を追加し、更新します.)
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