Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

シティグループ、カタールのドイツ銀行主要株主に資金提供

  • ドイツ銀株担保に資金借り入れたサーニ氏、BofA撤退で資金難
  • ドイツ銀株価は年初来で39%下落、BofAはリスク嫌う

シティグループは、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が潜在的なリスクから融資引き揚げを決めたドイツ銀行主要株主に対し、すかさず資金を提供した。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

  詳細が公表されていないことから匿名で語った関係者によると、シティグループが資金を提供したのはカタール元首相のハマド・ビン・ハリファ・サーニ氏。同氏は自身が保有するドイツ銀行株を担保にBofAから資金を借り入れていたが、過去数週間の同行株下落でローン契約の「解除事由」が発動したとBofAは判断。これに代わってシティがサーニ氏に証券担保ローンで数億ユーロを提供することになった。

カタール元首相のサーニ氏

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  市場の落ち込みに際し、銀行は顧客を支えるため融資条件の緩和などで対応することも多い。だがBofAは融資継続への関連リスクや、自らのリスクテーク抑制から撤退を選んだ。この決定はサーニ氏でなくドイツ銀行株に絡むリスクが原因で、BofAは中東での助言業務や融資提供を続けていると、関係者らは述べた。

  シティグループ、BofAの代表者はコメントを控えた。サーニ氏の報道担当者はコメントの要請に応じなかった。ドイツ銀行の株価は今年に入り39%下落している。

  

原題:Citigroup Is Said to Back Key Deutsche Bank Investor After Rout(抜粋)

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