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米インフレ統計、上向きも過熱感はまだ見えず-12日にCPI発表

  • スターバックスの値上げでもインフレ圧力は依然抑制された状態か
  • 米連邦準備制度の漸進的な利上げアプローチに沿う物価上昇の兆し

今週発表予定の米政府統計では、5月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇ペースが加速し、米連邦準備制度の漸進的な利上げアプローチに沿った着実なインフレ回復の兆候が示される見通しだ。

  スターバックスやジャック・イン・ザ・ボックスによる最近の値上げは多少注目を集めているが、インフレ圧力はモノよりも飲食店の食事を含むサービスに集中している。直近の例外は燃料コストで、ガソリン価格は5月に3年余りぶりの高値に達した。それでも食品・エネルギーを除いたコアCPI指数は抑制された状態が何年も続いている。

Serving Up Inflation

Services main driver as core goods prices have consistently fallen since 2013

Source: Bureau of Labor Statistics

  米労働省が12日に公表する5月のCPIはガソリン価格の上昇に支えられ、前年同月比で2.7%上昇と、2017年2月以来最大の伸びとなる見込み。コアCPIは同2.2%上昇と、1年余りで最大の伸びになると予想されている。13日発表予定のPPIは同2.8%上昇となる見通し。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「多少の回復が見られると思う。全体としてインフレが消えていないというシグナルを市場に送るだろう」と指摘。「ただ、それが形勢を一変させる可能性は低く」、物価の「トレンドは全体的に緩やかに上向いている」との見方を示した。

  これは13日に終了する連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.25ポイントの利上げを決めると広く予想されている米連邦準備制度当局者の見方と一致する。今週の物価統計は、金融当局が注目する個人消費支出(PCE)価格指数が目標の2%付近にとどまることを示唆する公算が大きい。

Not Exactly Sizzling

原題:U.S. Inflation Data to Show Warming Up Without Too Much Heat Yet(抜粋)

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