メキシコは日本に注目-NAFTA協議難航で輸出先の多様化狙う

  • グアハルド経済相が訪日、政府当局者や財界リーダーらと会談へ
  • G7後の米加首脳の対立でNAFTA巡る不透明感強まる

訪日中のメキシコのグアハルド経済相は今週、政府当局者や財界リーダーらと会談する。北米自由貿易協定(NAFTA)を巡る協議が行き詰まる中、同国は輸出先と投資の多様化を目指している。

  グアハルド経済相は11日、NAFTA再交渉で合意の可能性は高いとなお予想しているものの、米国とカナダ、メキシコは柔軟性を示すことが必要になると指摘。3カ国は7月に合意に向けて活発な協議を行うと、ロィター通信が都内での同相の発言を引用して伝えた。

  事情に詳しい関係者1人が匿名で語ったところによると、メキシコの大統領・議会選挙を7月1日に控え、NAFTA協議は棚上げ状態だという。主要7カ国(G7)首脳会議後のトランプ米大統領とトルドー・カナダ首相の対立を受け、NAFTAの行方を巡る不透明感が強まっている。

  メキシコは輸出先の多様化に向けた取り組みの一環として、日本や太平洋地域の他の国々との関係を深めつつある。現時点で、メキシコのモノの年間輸出は4350億ドル(約48兆円)相当で、うち72%が米国向け。

原題:Mexico Turns Attention to Japan as Nafta Trade Talks at Risk(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE