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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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米国株が続伸、G7での貿易対立は材料視せず

更新日時
  • 市場の注目は米朝首脳会談や主要中銀の会合に移る
  • 米国債利回り上昇-NY原油・金先物値上がり
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, June 11, 2018. U.S. equities crept higher while European stocks rose as investors eased into a hectic week during which three major central banks set interest rates, President Donald Trump meets North Korea's leader and Brexit returns to the fore.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

11日の米国株相場は上昇。週末の主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)での貿易問題を巡る対立を受け流し、主要中央銀行の政策会合やトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談などに注目している。

  S&P500種株価指数は2営業日続伸。ただこの日は取引終了直前に大きく上げを縮めた。ドルと米国債利回りは上昇。ニューヨーク原油、金相場とも値上がりした。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%高。ダウ工業株30種平均は5.78ドル上げて25322.31ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇の2.95%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。約1週間ぶり高値となった。ナイジェリアの主要パイプラインで原油漏れが新たに見つかり操業再開のめどが立たないほか、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の間で生産量を巡る見解の相違が深まったことが背景にある。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、36セント(0.6%)高の1バレル=66.10ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は横ばいの76.46ドル。

  ニューヨーク金先物相場はもみ合い。市場では、主要7カ国首脳会議(サミット)における米国と同盟国との貿易面での対立の深まりと、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による首脳会談で前向きな結果が得られるとの期待の間で綱引き状態が続いた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%未満上昇し1オンス=1303.20ドル。

  12日にシンガポールでトランプ大統領と金委員長との首脳会談が予定される中、市場は今後起こり得る地政学面のノイズに身構えている。そしてその後は、世界の主要中銀の政策会合に関心が移る。米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では利上げが見込まれている。一方で、欧州中央銀行(ECB)は資産購入プログラムの終了について公式な協議が行われる可能性がある。日本銀行に関しては、政策の変更は見込まれていない。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は電子メールで「相場を動かす可能性が大きいのは13日に終了するFOMC政策会合と14日のECB会合だ」とし、「14日のECB会合は重要だ。テーパリング開始を決定した場合、ユーロに大きな影響を与えるだろう」と続けた。

原題:Stocks Shrug Off Trade Rancor as Busy Week Begins: Markets Wrap(抜粋)
Oil Pushes Higher Amid Nigerian Pipe Cracks, Growing OPEC Schism
PRECIOUS: Palladium Rises as China Auto Sales Buoy Demand View

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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