メルカリIPOで1000億円長者が誕生-40歳の山田氏、創業5年で

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  • 19日にマザーズ上場、時価総額は4000億円超に、新株も550億円発行
  • フリマアプリは日米で1億ダウンロード、「連続起業家」の成功例

An employee browses the Mercari Inc. website on an Apple Inc. iPhone.

Photographer: Tomohiro Ohsumi
Photographer: Tomohiro Ohsumi

フリーマーケットアプリ大手、メルカリの公募価格が3000円(仮条件の上限)に決まった。これにより創業者で筆頭株主である山田進太郎氏(40)の保有株式評価額は約1170億円と、保有資産10億ドル(約1100億円)以上のビリオネアの仲間入りを果たす見通しだ。

  メルカリは19日に東京証券取引所のマザーズ市場に株式新規公開(IPO)する予定。仮条件は2700-3000円だった。これを元に算出した時価総額は約4060億円となる。約29%(新株予約権など潜在株式を差し引いた場合は約27%)を保有する山田氏は約115万株(34億5000万円相当)を売り出す計画だ。

メルカリの山田進太郎社長

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  メルカリは2013年2月に創業。スマートフォンの普及に合わせ若い女性を中心ターゲットにフリマアプリを浸透させた。直近のダウンロード数は日米累計で1億を突破。日本での1月当たりのアクティブユーザー数は1030万人、流通総額(四半期)は938億円に達した。18年3月までの9カ月間の営業損益は約19億円の赤字。

  東証やブルームバーグのデータによると、上場時の時価総額はネット関連企業のIPOとしては16年7月のLINE(約6930億円)以来の規模となる。山田氏はIPO後も筆頭株主にとどまる見通し。

  米資産運用大手フィデリティグループ系列のエイトローズ・ベンチャーズ・ジャパン日本代表のデービッド・ミルスタイン氏は山田氏について、起業や事業の再編・売却を繰り返しながら成長する「連続起業家」の成功例であり、「資金と成長に必要な時間さえあれば、日本でもできることを示した」と指摘。IPO後の株価上昇にも期待している。

  売り出しは山田氏の分も含め2255万株となる。需要に応じてさらに上限284万株を追加で売却する計画。新株発行は1815万株の予定で、これにより約545億円の資金を新たに市場から調達、借入金の返済や広告宣伝費に充てる方針だ。

(第2、4段落に説明や情報を加えました.)
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