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債券トレーダーにはFOMC前の「前菜」か-1930億ドルの米国債入札

  • 米財務省は11、12日に4週間物TBから30年債までの入札を実施
  • 債券ディーラーが大量の消化の責任を負わざるを得ない恐れ

今週の米金融市場にとって最重要イベントである13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表に先立ち、債券トレーダーには「前菜」ともいうべき大量の米国債入札が待ち受ける。

  米財務省は11、12日の2日間で計1930億ドル(約21兆2000億円)相当の国債入札を実施する。FOMCの決定を控えて投資家の姿勢が消極的な場合、ウォール街が大量の消化の責任を負わざるを得ない恐れがある。今週のFOMCではフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の引き上げが広く予想されており、2018年以降の金利コースの最新見通しも公表される。

  先週の新興国市場の混乱で、債券ディーラーが貧乏くじを引く可能性が高まったかもしれない。先週は米国の10年国債利回りが一時3%に迫った後、動揺した投資家が安全資産とされる米国債に殺到。10年国債利回りは先週末に2.95%で終了し、財務省が財政赤字拡大に対応するために国債を増発する中で、入札の魅力は低下している。

Back to Three?

  米財務省は11、12日に計680億ドル相当の3年債、10年債、30年債の入札を行う。また、推定1250億ドル相当の財務省短期証券(TB)の入札も実施する。4週間物TBの入札規模は11日に発表される。

  今週は米インフレ指標も公表される。12日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は、12年以来で最も高い伸びと一致する可能性が高いと見込まれる。

原題:Bond Traders Face $193 Billion Appetizer Before Fed Main Course(抜粋)

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