G7サミット、共同宣言採択しない見通し-議長声明になる可能性も

  • カナダ首相が議長声明を出す場合、共同宣言ほど公式ではなくなる
  • 米大統領が最終文書署名を辞退するという解決策も-メルケル首相

8日にカナダで開幕した主要7カ国(G7)首脳会議は、9日の閉会後に公式な共同宣言を発表しない見通しとなっている。本来なら結束の強い同盟国間に、貿易摩擦という亀裂が生じ緊張が高まっているためだ。

  ドイツのメルケル首相は初日の討議について、共同宣言を出すことになるかどうかは依然不透明だと記者団に話した。共同宣言ほど公式ではない議長声明を、議長を務めるカナダのトルドー首相が出す可能性もあるという。「共同宣言になるのか単なる統括文書になるのか、なんとも言えない」とメルケル首相は語った。

  G7が共同宣言を採択せずに終わるのは極めて異例だが、一つの解決策としてトランプ米大統領が最終文書への署名を辞退することも考えられるとメルケル首相はいう。「オープンな討議という本質から考えて、すべての論点で合意するわけではない。異なる視点に対応し、そうした相違を克服する努力を続けるほうが、すべてが順調かのように振る舞うより誠実となろう」と述べた。

原題:G-7 May Fail to Agree on Formal Statement as Trade Roils Summit(抜粋)

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