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6月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、一時の上げから反転-週間で8週ぶり下落

  8日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが下落。ブルームバーグのドル指数は一時上げていたが、終盤に下げに転じた。同指数は週間ベースで8週ぶりの下落となった。来週には主要中央銀行による政策決定が予定されている。

  ドル指数は一時0.3%上昇となったが、最終的に下げて終了。週間では0.3%低下と、4月半ば以降で初の下げとなった。円は上昇。市場では、主要7カ国(G7)首脳会議で米国と同盟国との対立が浮き彫りになるとの懸念が広がっている。円は主要10通貨の中でドルに対する上げが、カナダ・ドルに次いで2番目に大きかった。

  一方でスイス・フランは安い。スイスでは10日に、資金供給に関する権限をスイス国立銀行(中央銀行)のみに認める構想の是非を問う国民投票が行われる。世論調査によれば、この構想が支持される可能性は低いが、認められた場合、民間銀行の役割が大きく変化することになる。

  ニューヨーク時間午後4時50分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満低下。ユーロは対ドルで0.2%下げて1ユーロ=1.1772ドル。ドルは対円で0.2%下げて1ドル=109円51銭。

  来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧州中央銀行(ECB)、日本銀行が政策会合を開催する。またトランプ大統領は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談する。

欧州時間の取引

  欧州時間には、G7サミットを控えて慎重姿勢が広がる中で円が買われた。一方でユーロは軟調な展開となり、円とドル両方に対して値下がりした。
原題:USD Set to End Run of Weekly Gains Before Fed, ECB: Inside G-10(抜粋)
Yen Leads Gains on Risk Aversion Before G-7 Summit: Inside G-10

  

◎米国株・国債・商品:株が上昇、国債は反落-リスク回避薄れる

  8日の米金融市場では株式が上昇、米国債は小反落した。主要3株価指数はいずれも安く寄り付いた後、週央からのリスク回避ムードが薄れ、市場心理がやや改善される中でプラスに転じた。前日急落したブラジル・レアルが中央銀行の下支え方針の表明を受けて急反発し、新興国市場の悪化が広がるとの懸念が和らいだ。

  • 米国株は上昇、主要3指数が朝安後に持ち直し-リスク回避の動き鈍る
  • 米国債は小反落、米株上昇やリスク回避ムードの薄れで
  • NY原油は反落、主要産油国が生産抑制緩和の構えとの観測で
  • NY金はほぼ変わらず、FOMC控え-今週は0.3%高

  トランプ米大統領はカナダ・ケベック州での主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出発前、関税政策に関して同盟国に妥協しない意向を示した。

  S&P500種は前日比0.3%高の2779.03。ダウ工業株30種平均は75.12ドル(0.3%)高の25316.53ドル。ニューヨーク時間午後4時53分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.95%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反落。石油輸出国機構(OPEC)総会に先立ちサウジアラビアとロシアのエネルギー相が来週、協議する予定だと伝わり、生産抑制の緩和を準備しているのではないかとの観測が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は21セント(0.3%)安の1バレル=65.74ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント原油8月限は86セント安い76.46ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は、連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えてほぼ変わらず。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%未満下げ、1オンス=1302.70ドルで終了。ブルームバーグのドル指数が0.2%下げた今週、金は0.3%高となった。今週は銀先物も上昇し、4月20日以来の大幅高を記録した。

  BNYメロンのポートフォリオ・マネジャー、シネイド・コルトン氏は、「市場参加者は当初、貿易を巡る一部の高官発言にかなり強く反応した。今では、特定分野のGDPに悪影響が出るほどの大問題に発展する前に事態が収拾されるとの見方が織り込まれたように思える」と指摘した。

  米国債はこの日、株式相場の上昇が重しとなった。ブラジル・レアルなど新興国通貨の安定も逃避需要を抑制した。週明け11日に3年債および10年債の入札、12日に30年債の入札を控える中、米国債のイールドカーブはスティープ化した。
原題:Stocks Close Higher as Risk-Off Sentiment Fades: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Post Small Loss as Stocks Hold Gains, Risk-Off Fades
Oil Ticks Lower as ‘Bearish Spin’ by OPEC Raises Supply Concern
PRECIOUS: Silver Future Post Biggest Weekly Advance Since April

◎欧州債:ドイツ債が上昇、世界的な株安でリスクオフ優勢

  8日の欧州債市場では、ドイツ債が上昇。世界的な株安でリスクオフ志向が相場を支配し、ECB当局者が最近発したタカ派的な発言の影響が薄れた。イタリア債は上下に変動し、5年債と30年債のスプレッドは最近の縮小傾向を継続。
  中核国では5年債を中心に上げ、利回りはそれぞれ3ー5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。イタリア5年債は7bp上昇の2.27%。30年債利回りは3bp低下の3.61%。

  来週の欧州債供給は総額で約125億ユーロ。ドイツやイタリア、オランダなどが発行を予定している。

  来週の重要イベントはECBの金融政策判断だ。短期金融市場は現在、2019年9月に10bpの初回利上げがあると織り込んでいる。
原題:Bunds Press Higher on Stock Weakness; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)


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