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きょうの国内市況(6月8日):株式、債券、為替市場

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●日本株反落、新興国警戒し米金利低下、円高推移-銀行や輸出一角安い

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  東京株式相場は、TOPIXが7営業日ぶりに反落。一部新興国市場への警戒で米国長期金利が低下、為替も円高方向で推移したことが嫌気された。銀行株や電機など輸出株の一角、鉄鋼など素材株が下げ、海運や商社株など相対的に景気敏感セクターが安い。

  TOPIXの終値は前日比7.57ポイント(0.4%)安の1781.44、日経平均株価は128円76銭(0.6%)安の2万2694円50銭と5営業日ぶりに下げた。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの小田誠志リサーチ運用部長は、「為替のドル高・円安推移が株価上昇の支えだったが、1ドル=110円に対し壁のイメージができており、短期的な過熱感も手伝い、低迷している」と指摘。円の強含みにより、「企業の今期想定為替レートの平均1ドル=107円が近づき、減益も意識されやすくなった」と言う。

  きょうの取引開始時は先物・オプション6月限の特別清算値(SQ)算出で、ブルームバーグの試算で日経平均型は2万2825円20銭と前日終値を1円94銭上回った。

  東証1部33業種はパルプ・紙、海運、石油・石炭製品、鉄鋼、証券・商品先物取引、空運、銀行、非鉄金属、不動産など24業種が下落。上昇はその他製品、陸運、サービス、電気・ガス、小売、倉庫・運輸など9業種。売買代金上位では、米国の半導体製造装置銘柄が下げた影響で東京エレクトロンやアドバンテストが売られ、みずほ証券が中国建設機械出荷統計での日系大手の低調を指摘し、日立建機は大きく下げた。半面、任天堂や東海カーボン、イオン、コナミホールディングスは高い。

  東証1部の売買高は16億1057万株、売買代金は2兆9208億円、代金はSQの影響で前日から15%増えた。値上がり銘柄数は822、値下がりは1163。

●債券は小幅安、G7サミットや北朝鮮情勢にらみ売り優勢-株安下支え

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  債券相場は小幅安。新興国市場の動揺を受けたリスク回避ムードの高まりから米長期金利が低下した海外市場の流れを引き継いで買いが先行したが、今週末以降に相次ぐ海外の政治・経済イベントを控えて持ち高調整の売りが徐々に優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比1銭高の150円85銭で取引を開始し、直後に軟化して一時150円80銭まで下落。午後は4銭高の150円88銭に上昇する場面もあったが、売りに押されてじり安となり、結局は1銭安の150円83銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「基本的には株安などリスクオフの環境で好需給だが、週末から来週にかけて日米欧の金融政策決定会合やG7(主要7カ国)サミット、米朝首脳会談などを控え、ポジション調整の圧力がかかりやすい」と指摘。新興国が通貨防衛のために相次ぎ利上げしていることが世界的な金利上昇リスクへの警戒感につながっている面もあると述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同じ0.045%で推移した。新発20年物の164回債利回りは0.52%、新発30年物の58回債利回りは0.72%、新発40年物の11回債利回りは0.875%と、いずれも0.5ベーシスポイント(bp)高く開始。30年債は午後に0.715%と横ばいに戻した。

  中期ゾーンでは、新発2年物の389回債利回りが0.5bp高いマイナス0.13%、新発5年物の135回債利回りは横ばいのマイナス0.105%で推移した。

  日銀はこの日、残存期間10年超25年以下、25年超などを対象とした長期国債買い入れオペを実施。オファー額は1900億円と700億円で、いずれも前回と同じだった。市場の需給状況を映す応札倍率は10年超25年以下で前回より低下したが、25年超は4.25倍と昨年10月以来の水準に上昇。日銀は1日に5年超10年以下の買い入れを減額したが、今週は各ゾーンとも金額を据え置いている。

●ドル・円は小幅下落、貿易摩擦懸念が重しに-G7サミット見極め

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅下落。この日から始まる主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、貿易摩擦に対する懸念が重しとなった。

  午後3時25分現在のドル・円は前日比0.1%安の1ドル=109円59銭。週末前の実質五・十日(ごとおび)でドル買い需要が指摘される中、午前10時すぎに109円85銭まで強含んだが、その後は伸び悩む展開となり、午後には109円54銭まで値を下げた。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、通商問題を巡って「週末荒れるかもしれない」という中で、まずはG7サミットを見極める必要があると指摘。来週は米朝首脳会談もあり、「週前半はどうしても政治リスクがくすぶるので、ドル・円の上値が重い」展開が続くと予想した。

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