中国:5月は輸入の伸び拡大、輸出も底堅く-内外需が堅調

更新日時
  • 輸入は前年同月比26%増、輸出は12.6%増-ドルベース
  • 輸出巡るリスク高まり、輸出業者は輸入を前倒し-INGのパン氏

中国の5月の輸入の伸びは拡大する一方、輸出も底堅く推移した。米国との貿易摩擦を巡る不透明感はあるが、内外需が引き続き堅調だったことを示した。

  税関総署が8日発表した5月の輸出はドルベースで前年同月比12.6%増。市場予想は11.1%増だった。一方、輸入は同26%増。貿易収支は249億ドル(約2兆7300億円)の黒字となった。

  世界最大の輸出国である中国は引き続き外需の恩恵を受けており、米中間の応酬や協議は企業景況感に打撃を与えていない。米中の交渉は続き、トランプ米大統領が関税賦課の脅しを実行に移すなら、中国は通商問題を巡る米国との協議でこれまでに表明した全てのコミットメントを撤回すると警告した。

  INGグループのエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「5月の実績が特に力強かったのは、通商協議を巡る不透明感のためだ。輸出を巡るリスクが高まっているため、輸出業者は再輸出向けに部品の輸入を前倒しした」と指摘した。

  DBS銀行のラディカ・ラオ氏(シンガポール在勤)は今週のリポートで、「今後数カ月の貿易統計は米中の貿易摩擦の展開や国内消費の動向に大きくかかかっている」と分析した。

原題:China’s May Exports Hold Up, Imports Surge on Robust Demand (1)(抜粋)

(3段落目以降に背景やコメントを追加し更新します.)
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