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ブラジルとトルコが通貨防衛策を強化-新興市場に5年ぶりの試練

  • トルコ中銀は予想外の大幅な利上げ-リラ上昇
  • ブラジル、今週2回目となる通常規模上回る通貨スワップ入札を実施

新興市場が2013年の「テーパー・タントラム」以来最大の試練に直面する中で、トルコとブラジルが自国通貨への投機的攻撃に対して通貨防衛策強化に相次いで動いた。

  トルコ中央銀行は7日、この2カ月弱で3回目となる利上げを実施したが、その引き上げ幅はアナリスト予想を上回った。ブラジル中銀もこの日、今週2回目となる通常規模を上回る通貨スワップ入札を実施し、レアルの一段安を再び阻止する動きに出た。中銀の措置を受けてトルコ・リラは上昇したものの、レアルは下げ幅を一時縮小するにとどまった。

  アルゼンチンやインドなどの政策当局は米金利上昇や財政赤字拡大、インフレ加速や政情不安への対応策を講じている。新興市場では5年前に先進国による量的金融緩和縮小への懸念から株価や通貨が下落したが、それ以降はこうした不安定な状態になかった。

  オールド・ミューチュアル(ロンドン)のマネーマネジャー、デルフィニ・アリガイ氏は「マクロの不均衡解消に予防的に動かなかったことで、これら中銀は通貨安阻止で必死の措置を余儀なくされた」とした上で、「新興市場の金融引き締めが最終的に成長に悪影響を及ぼしかねないことがリスクだ」と分析した。

Celebration

  トルコ中銀は1週間物レポ金利を125ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ、17.75%とした。ブルームバーグが調査したアナリスト17人のうち9人が利上げを予想していたが、予想された利上げ幅は最大でも100bpだった。この動きは政治的な圧力に屈さず、2桁インフレと闘うとの中銀の姿勢を打ち出したものだ。

  ブラジルでは政策当局が同日、通貨スワップ入札で新たに20億ドル(約2200億円)のドル売り・レアル買いを実施した。1日当たりの入札規模が通常の7億5000万ドルを上回るのは今週2回目だった。

Currency Rout

原題:Brazil Joins Turkey With Stepped-Up Currency Defenses Amid Rout(抜粋)

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