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6月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロ・円が7日ぶりに下落、リスク資産につれ安

  7日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対円で7営業日ぶりに下落。この日は午後に入りリスク資産が売られ、ユーロ・円相場もその動きに追随した。主要10通貨ではオーストラリア・ドルやカナダ・ドル、ニュージーランド(NZ)ドル、米ドルが特に下げた一方、逃避需要から円とスイス・フランは上昇した。

  来週12日に行われる米朝首脳会談を巡り、市場では不透明感が広がっている。また今週の主要7カ国(G7)首脳会議を控え、貿易関係を巡る懸念も根強く続いている。新興市場が荒れる中、米国株市場ではナスダック100指数が下げ、米国債相場は午後に一時急伸した。

  ニューヨーク時間午後4時55分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず。ユーロは対円で0.3%安の1ユーロ=129円40銭。対ドルでは0.2%上昇し1ユーロ=1.1798ドル。ドルは対円で0.4%下げて1ドル=109円70銭。  

  スイス・フランは主要10通貨全てに対して値上がり。ドルに対しては一時0.8%上昇した。

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが主要通貨の大半に対して値下がりした一方、ユーロは値上がり。G7首脳会議で米国が孤立するとの観測が広がった。ユーロの上昇は、欧州中央銀行(ECB)当局者らによる6日のタカ派寄りの発言が手掛かりとなった。
原題:EUR/JPY Breaks Six-Day Climb as Risk Sells Off: Inside G-10(抜粋)
Dollar Drops as G-7 Summit Adds to Bulls’ Concerns: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:国債が上昇、ハイテク株は下げ-リスクオフで

  7日の米金融市場では、午後の早い時間に米国債が急伸したことで一気に出来高が膨らみ、混乱が走った。ここ1週間値上がりしていた大型テクノロジー株が売り込まれ、ナスダック総合指数が反落した。米国債相場は反発。新興国通貨の大幅下落などを受けてリスクオフの動きが広がった。

  • 米国株はS&Pとナスダック反落、大型ハイテク株売られる
  • 米国債は反発、10年債利回りは一時9bp低下し2.88%に
  • NY原油は反発、OPECが増産で合意しない可能性など材料視
  • NY金は小反発、200日移動平均は引き続き下回る

  ブラジル通貨および株の急落と、その他新興国市場の混迷の兆しを受けて、米国債に買いが殺到。10年債利回りは数分以内に9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)も下げる場面があった。

  S&P500種は前日比0.1%下げて2770.37。ナスダック総合は54.17ポイント(0.7%)安の7635.07。一方、ダウ工業株30種平均は95.02ドル(0.4%)高の25241.41ドル。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは5bp低下し2.93%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発し、1週間ぶり高値。22日の石油輸出国機構(OPEC)総会を控え、増産発表の有無を巡り材料を見極める展開。バーンスタインのアナリストらは、OPEC総会が合意なしで終わる可能性があると指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は1.22ドル(1.9%)高の1バレル=65.95ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント原油8月限は1.96ドル高い77.32ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。12、13両日の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利引き上げが広く予想される中、金は200日移動平均を下回ったままとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%高の1オンス=1303.00ドルで終了。

  市場分析のニュースレターを創設した元メリルリンチのトレーダー、トム・エッセイ氏は「利回りが低下して金融株がほぼ横ばいとなり、ハイテクが重しとなって相場を押し下げている」と指摘した。

  新興国市場が2013年の「テーパータントラム(市場のかんしゃく)」以来最大の試練に直面する中、トルコ中央銀行は過去2カ月弱で3回目となる利上げを実施してアナリストの意表を突いた。ブラジル中銀も投機家の攻撃から自国通貨を防衛する取り組みを強化した。

  米国債市場では10年債先物が午後に不可解な急上昇を見せたのち、上げ幅をやや縮小した。ブラジルをはじめとする新興国のリスクやイタリア情勢が意識され、逃避需要が高まった。米東部時間午後1時30分過ぎに米国債先物の出来高が急増し、市場関係者の不意を突いた。
原題:Traders Absorb Shocks as Bonds Rally, FAANGs Drop: Market Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten as Futures Volume Spike Leaves Questions
Oil Rises as Investors Look for Clues on OPEC Output Increase
PRECIOUS: Silver Posts Highest Close Since April on Demand View

◎欧州債:イタリア債が下げに転じる、2年債利回り1週間ぶり高水準

  7日の欧州債市場では、薄商いのなかイタリア債が下げに転じて引けた。ドイツ債は下げ幅を縮小。政治リスクから最近軟調だったスペイン債は、この日の入札で強い需要を集め、アウトパフォームした。
  ドイツ債は新規供給とECB起因で売られたが、10年債利回り0.5%付近で落ち着いた。ショートカバーも散見。短期金融市場は一時、2019年7月の0.1%利上げを織り込んだ。

  フランス長期債入札の需要は前回とほぼ同じ水準だった。

  イタリア債は反発して始まったが、2年債利回りは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.53%と、1週間ぶりの高水準。
原題:Bund Losses Ease, BTPs Erase Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)


(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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