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きょうの国内市況(6月7日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、ECBの正常化観測で欧州好況を評価-素材、輸出が高い

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  東京株式相場は続伸し、TOPIXはことし最長を更新する6日連続高。欧州で金融正常化観測が広がり、足元の景気の良さを評価する買いが入った。化学やガラス・土石製品など素材株、機械や電機など輸出株が高い。欧米長期金利の上昇を材料に銀行株も堅調。

  TOPIXの終値は前日比11.42ポイント(0.6%)高の1789.01。日経平均株価は197円53銭(0.9%)高の2万2823円26銭と4日続伸し、4月19日まで5連騰して以来、およそ2カ月ぶりの連続上昇記録となった。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は、「ECBの金融緩和解除に向けた見通しが出ても株高が進み、欧州の景気に楽観的な見方が広がっている」と指摘。欧州経済は良過ぎた前年と比較すると弱いとみられていたが、「実態水準は高く、中央銀行当局者らは自信を持っており、足元で景気堅調は続いている」との見方を示した。

  東証1部33業種は証券・商品先物取引、化学、その他製品、パルプ・紙、ガラス・土石製品、非鉄金属、機械、卸売など25業種が上昇。下落は精密機器、鉱業、海運、建設、食料品など8業種。売買代金上位では、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を強気に上げた資生堂が大幅高。採寸用ボディースーツを使ったカスタムシャツを新投入するスタートトゥデイ、JPモルガン証券が強気判断とした住友金属鉱山、SMBC日興証券が業績予想を引き上げたコマツも高い。半面、5月の保険料収入で主力の自動車が不振だったSOMPOホールディングス、貸倒引当金の遡及計上で前期純利益を減額したスルガ銀行は安い。

  東証1部の売買高は14億3415万株、売買代金は2兆5451億円。値上がり銘柄数は1555、値下がりは462だった。

●超長期債が反発、流動性供給入札で需要を確認-午後買い優勢に転じる

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  債券市場では超長期債相場が午後に反発。前日の海外市場で欧米の長期金利が上昇した流れを引き継いで売りが先行したものの、この日に実施された超長期ゾーン対象の流動性供給入札で投資家需要の強さが確認されたことから買いが優勢に転じた。

  現物債市場で新発20年物の164回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.53%と、5月22日以来の水準で取引を開始。午後に入ると、入札結果を受けて0.515%まで買い戻された。新発30年物58回債利回りは1bp高い0.735%と5月28日以来、40年物11回債利回りは1bp高い0.89%と新発として5月23日以来の高水準を付けていたが、それぞれ0.72%、0.875%まで低下した。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは0.5bp高い0.05%で推移した。新発5年物の135回債利回りは横ばいのマイナス0.105%で取引された。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「流動性供給入札は応札倍率が前回から上昇するなど、順調な結果だった」と指摘。「超長期ゾーンの利回りはきのうから警戒感でやや上昇していたが、入札結果で押し目買い需要の強さがあらためて確認される格好になった」と述べた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比8銭安の150円75銭で開始。午後に入ると徐々に水準を切り上げ、結局は1銭高の150円84銭と、日中の高値で引けた。岡三証の鈴木氏は、「先物は来週に限月交代を控えて売りが出にくく、買い戻し圧力が結構ある」と言う。

  財務省はこの日、残存期間15.5年超39年未満を対象にした流動性供給入札を実施。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.13倍と、同ゾーンの前回入札の2.49倍を上回った。

●ドル・円下落、日米会談やG7控え貿易摩擦警戒-ユーロ1.18ドル乗せ

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  東京外国為替市場のドル・円相場は下落。日米首脳会談や主要7カ国首脳会議(G7サミット)を控えて、米国と各国との貿易摩擦問題への警戒感が重しとなった。一方、ユーロ・ドル相場は約2週間ぶりに1ユーロ=1.18ドル台まで上昇した。

  午後3時28分現在のドル・円相場は前日比0.2%安の1ドル=110円02銭。前日の海外市場の流れを引き継いでドル買い・円売りが先行し、朝方に110円22銭まで上昇。その後は徐々に水準を切り下げ、109円87銭まで下落する場面もあった。前日には一時110円27銭と5月23日以来のドル高・円安水準を付けていた。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、「ドルの上値が重いという状況。今のところ通商問題が頭を重くしている。G7もあるが事態解決に向けて方向性が見えない状況。米国と各国の対立構造がかなりはっきり出てきている。共同声明もどういう着地になるのか読みづらい」と説明。「今週末のサミットをどう越えるかで、少し方向性は出ると思う」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1.1802ドル。一時1.1806ドルと5月22日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。ユーロ・円相場は0.1%高の1ユーロ=129円86銭。一時129円95銭と5月23日以来のユーロ高・円安水準を付けた。

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