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米国はハイテク分野での中国の脅威に冷静さ必要-ペティス北京大教授

  • 中国は技術革新不足、困難な問題抱えており米国のシェア奪えない
  • 「中国への恐怖は一種の妄想だ」とペティス教授

北京大学光華管理学院のマイケル・ペティス教授は、将来のハイテク産業の支配を目指す中国の計画をトランプ米大統領は心配せずに落ち着いて見守るべきだとの見解を示した。

Key Speakers At The Credit Suisse Asian Investment Conference

マイケル・ペティス教授

撮影:Billy HC Kwok / Bloomberg

  ペティス教授はインタビューで、中国が米国の市場シェアを奪うことはないと発言。中国には技術革新を行う力が欠けている上に、極めて困難な問題を抱えているため向こう数年は現状を保つので精いっぱいだろうと説明した。

  以前ベアー・スターンズで新興市場責任者を務めていた同教授は、これらの問題は極めて重大で債務を増加させていると指摘。具体的には、偏った人口動態、急速に高齢化が進む社会とそれに伴う労働人口減少、極めて大きな所得格差、硬直化した管理社会がもたらす慢性的な技術革新不足を挙げた。

  ペティス教授は「中国への恐怖は一種の妄想だ」とし、「私はワシントンの友人たちにこう言う。『そう、圧力を若干強めるべきだ。だが中国はあなたたちが考えているような実在する大きな脅威ではない』と。中国は21世紀の支配的な超大国にはならない」と語った。

  同教授は、債務増加が経済成長の重しとなるため、世界の国内総生産(GDP)に占める中国のシェアは現在の15%前後から、20年後には10%ないしそれ未満に低下すると予測した。経済成長率が現在3%を超えている可能性は極めて低く、公式データは水増しされていると指摘した。

  ペティス教授はさらに、この数十年間、中国の急成長を助けてきた世界経済のグローバル化は終わったと述べた。

原題:U.S. Should Chill Out About High-Tech China Threat, Pettis Says(抜粋)

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