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【個別銘柄】資生堂や住友鉱が上昇、くらコーポ急騰、スルガ銀は下落

更新日時
  • 三菱モルガンは資生堂、JPモルガンは住友鉱を強気判断に上げる
  • くらコーポは好決算、スルガ銀は引当金遡及計上で前期利益減額

7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  資生堂(4911):前日比5.6%高の9177円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を7700円から1万800円に上げた。2020年の東京オリンピックをきっかけに中国人以外の来日外国人も増加、日本の化粧品需要が拡大すると見込む。また、19年以降に国内新工場が稼働開始予定、当面の課題である生産能力不足は容器調達の事前交渉や生産の外部委託拡大、自社生産の効率化などにより解消されつつあるとみる。

  住友金属鉱山(5713):4%高の4710円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を5360円から5600円に上げた。直近の株価下落でカバレッジ相対でみても十分な上値余地があり、バッテリー原料素材への高いエクスポージャーに対する高評価のほか、ニッケル・コバルト価格上昇の恩恵で第1四半期業績は高進捗(しんちょく)が見込まれるとみる。今期税引前利益は1599億円と会社計画の1210億円を上回ると予想した。

  くらコーポレーション(2695):13%高の8060円。17年11月-18年4月期営業利益は前年同期比22%増の37億7700万円、回転ずし店の新規出店などが寄与した。野村証券は2-4月期営業利益は前年同期比23%増益の20億円と同証予想の15億円を大きく上振れて着地、国内外で予想以上の業績好調を確認したと評価。第2四半期の好調を踏まえ同証の業績予想を上方修正、目標株価を7600円から8300円に上げ、投資判断「買い」を継続した。

  スルガ銀行(8358):2.3%安の1129円。5月に公表済みの18年3月期純利益を211億円から69億8800万円に訂正。シェアハウス関連融資で48億2500万円、シェアハウス以外の投資用不動産関連融資で155億円を貸倒引当金として追加計上した。野村証券は、問題の所在がシェアハウス関連融資からそれ以外の融資に拡大している点はネガティブと指摘。同行を巡る不透明感が払拭(ふっしょく)されるにはさらに時間を要する可能性があり、悪材料が出尽くしたか否かは第三者委員会による調査報告、今期以降の業況や当局の対応を見極める必要があるとした。

  スタートトゥディ(3092):6.9%高の4125円。6日にプライベートブランド「ZOZO(ゾゾ)」の新商品として、オックスフォードシャツの販売を開始した。身体の寸法を計測できる採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を使い着丈、袖丈、首回りなどをカスタマイズ可能なシャツで、価格は3900円、まずはメンズのみ先行展開する。

  GMOインターネット(9449):4.2%高の2942円。6日午後6時から、自社開発した高性能の仮想通貨マイニングマシン「GMOマイナーB2」の販売を開始した。最先端の7ナノメートル(nm、10億分の1メートル)プロセス技術によるマイニング用特定用途向け集積回路(ASIC)を搭載、同タイプのマイニングマシン販売は世界初としている。ジェフリーズ証券は、同日午前の説明会でマイナーB2は良いコストパフォーマンスということを確認したという。

  HOYA(7741):1.8%安の6446円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ノートPC向けでのSSD(フラッシュメモリーを使ったソリッド・ステート・ドライブ)搭載拡大によるHDD需要の縮小が引き続きリスク要因として意識され、株価上昇のきっかけに乏しい状況が続くとの見方を維持した。全般的に業績が安定的なメガネレンズも、国内の単価アップ傾向の鈍化、欧州での価格競争激化などで従来想定よりは業績の回復は弱いと認識している。

  セガサミーホールディングス(6460):2.3%安の1840円。SMBC日興証券は、19年3月期の営業利益予想を323億円から245億円(会社計画は前期比19%増の210億円)、来期を410億円から374億円に変更した。パチスロ機の有力機種の市場投入タイミングを見直し、ゲーム関連の開発費増加を織り込んだ。パチスロ機は2月の風営法施行規則改正で従来に比べ出玉率が抑制、一方でメーカー・組合の内規変更で短時間のゲームにめりはりを付けやすくなったが、新内規への対応には時間を要するとみている。

  コマツ(6301):2.8%高の3561円。SMBC日興証券は、一時費用の減少と中国での建設機械、鉱山機械事業の伸長を理由に、19年3月期営業利益予想を3560億円から3950億円(会社計画は前期比25%増の3390億円)、来期を4005億円から4300億円に増額した。中国市場はローカルメーカーを含む4月の油圧ショベル出荷台数が前年同月比85%増と春節明けも需要が好調に推移、今期の中国売上高予想を1843億円から前期比3割増の2137億円に上積みした。

  日本空港ビルデング(9706):3.9%高の5550円。モルガン・スタンレーMUFG証券は目標株価を6400円から8900円に上げ、投資判断は「オーバーウエート」を再強調した。株価は東京国際空港ターミナル(TIAT)連結化と国際線能力拡大による利益成長力を依然過小評価していると指摘。TIAT連結化に伴う損益計算書への影響額が従来想定以上に大きいとし、業績予想を上方修正した。

  ココカラファイン(3098):5.2%安の7670円。6日発表した5月既存店売上高速報値は前年同月比4%減と7カ月ぶりに前年実績を下回った。このうちドラッグストア売上高は同4.3%減で客数、客単価ともに前年割れ。調剤薬局の売上高は同1.9%減と2カ月連続でマイナスだった。

  三井ハイテック (6966):3.4%安の1407円。2-4月期営業利益は前年同期比50%減の2億5100万円だった。積極投資による減価償却費の増加やスマートフォン向け半導体在庫調整による電子部品事業の稼働率低下などが響いた。15億円を見込む19年1月期営業利益に対する進ちょく率は約17%。

  ナブテスコ(6268):2.7%高の3585円。クレディ・スイス証券は投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」、目標株価を3700円から4000円に上げた。ロボット向け減速機受注の減少、中国高速鉄道向け需要の構造的な減少を同証では危惧していたが、株価には織り込んだ印象と指摘。第2四半期決算時には第1四半期計上の一時的持分利益を主因に経常利益以下の計画上方修正、公約配当性向35%に基づく増配が期待可能とみている。

  太陽ホールディングス(4626):6%高の4835円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「ホールド」から「買い」、目標株価を5900円から6200円に上げた。株価は医療・医薬品事業の営業利益貢献が限定的なことと、汎用レジストの競争激化などを背景に調整中と推察するが、収益をけん引する既存の主力製品である高機能レジストやドライフィルムは好調で、直近の株価調整は行き過ぎと分析した。

  レオン自動機(6272):2.2%高の2300円。ゴールドマン・サックス証券は、6日開催したアナリストミーティングの印象は総じてポジティブだったと評価。同社初となる中期計画の地域別詳細や市況見通し、生産能力の現状や今後の設備投資について確認、業績の上振れ確度も高いとし、投資判断「買い」を再強調した。

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