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アックマン氏、高級住宅投資の利益で自身のファンドの株式買い入れへ

  • パーシング・スクエア株の購入に数億ドル投じる計画
  • 高級集合住宅地「リッテンハウス・ヒル」は価値が急上昇
ビル・アックマン氏

ビル・アックマン氏

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
ビル・アックマン氏
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

アクティビスト(物言う投資家)のビル・アックマン氏は、ウォール街のストックピッカーとしては成績不振に見舞われているが、フィラデルフィアの家主としては順調に富を増やしている。

  5月の規制当局への届け出によればアックマン氏は、フィラデルフィアで最も大きな高級集合住宅地の一つである「リッテンハウス・ヒル」の過半数株式を個人として保有している。同住宅地の評価額は2011年以降に急上昇している。

  アックマン氏はそのリッテンハウス・ヒルを自身のヘッジファンドの回復に活用する考えだ。同氏のヘッジファンドはここ3年にわたりマイナスの成績が続いている。投資家に宛てた書簡によればアックマン氏は、自らの個人資産を利用して数億ドルを調達し、上場ファンドのパーシング・スクエア・ホールディングスの株式を購入する計画だ。同ファンドの株式の時価と純資産価値との間の22%の差を縮めることが目標。

Pershing Square Markdown

  パーシング・スクエア・ホールディングスの一部投資家は、株価が大きなディスカウントとなっていることで身動きが取れなくなっている。ロックアップ期間が終了し、投資家による株式売却が解禁となったものの、2016年3月に株価のディスカウントは拡大。当時パーシング・スクエアが大量に保有していたバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルの株価が急落したことが原因だ。同年ならびに17年におけるヘッジファンドの損失が株価に下押し圧力をかけ続け、投資家としては売却すれば大きな損失を被る状況が生じていた。

  ブルドッグ・インベスターズの共同創業者、フィリップ・ゴールドスティーン氏は「多くの人が売却を望んでいるが、それは純資産価値により近い水準でという話だ」と述べた。ゴールドスシーン氏はパーシング・スクエア・ホールディングス株を約5000株保有している。

  アックマン氏の広報担当はコメントを控えた。

原題:Ackman to Put Gains From Luxury Apartments Into Pershing Buyback(抜粋)

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