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スルガ銀:前期純利益70億円に減額訂正、シェアハウスなど追加引当

スルガ銀行は6日、先月公表した前期(2018年3月期)の連結純利益を211億円から67%減額し、69億9000万円に訂正したと発表した。シェアハウス関連融資やほかの投資用不動産関連融資で貸し倒れ引当金を積み増した。今期(19年3月期)業績予想への影響はないとしている。

  発表資料によると、同行は決算発表後も融資の回収可能性について継続的に検討。すでに貸し倒れ引当金約372億円を計上していたが、調査状況などを踏まえてシェアハウス、その他不動産関連融資で計約203億円を追加計上すると決めた。これにより連結純利益は前年同期比84%減の70億円となった。

  シェアハウス向け融資を巡っては、同行は顧客に融資する際、残高を証明する通帳記録の偽造や改ざんなどで融資額を水増ししていたとの調査結果を発表。3月末時点の関連融資は1258人、2036億円と個人ローン残高(約3兆円)の約7%を占める。シェアハウス業者はスマートデイズに続いて、ゴールデンゲインも経営破たんしていた。

  また、6日付の朝日新聞は、中古1棟マンション投資で不動産業者が空室率などを偽って同行から多額の資金を引き出す際に、同行員も関与した疑いがあると報道。それを受け、同行株は同日、7.8%安の1142円まで下げ、2013年1月以来の安値を付けた。

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