コンテンツにスキップする
Photographer: Brent Lewin/Bloomberg
cojp

アジア企業のデフォルトリスクが上昇-中国政府などは容認姿勢

  • 中国は債券市場におけるマーケット主導型の価格決定をさらに推進
  • アジア高利回り債のデフォルト率予想を引き上げ-JPモルガン
Buildings stand at dusk in the Sathorn district of Bangkok, Thailand on Monday, Jan. 30, 2017. Thailand's central bank held its key interest rate near a record low to shield the nation's economic recovery as the threat of trade protectionism mounts.
Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

アジア企業がデフォルト(債務不履行)リスクの上昇にさらされている。域内の政府は企業のデフォルト増加を容認する姿勢を示しており、借り換えコストが増える中で緊張が一段と高まっている。 

  債券市場におけるマーケット主導型の価格決定をさらに推進する中国当局はデフォルトの増加を受け入れつつあり、インドでは破産の手続きが見直された。JPモルガン・チェースは最近発生した中国国儲能源化工集団のデフォルトのようなネガティブサプライズに言及した上で、アジア高利回り債のデフォルト率予想を2.8%に引き上げた。
           

Junk Yields Spike

Average yield on junk China dollar corporate bonds tops 9%

Source: ICE BofAML

  リストラや破産案件を手掛けるリンクレーターズのパートナー、デービッド・キッド氏は「アジアでは確かにデフォルトが増加するように見える」と述べた上で、「デフォルト容認は政治の意向のようだ」と語った。今年はここまでアジア地域で5社のドル建て債デフォルトが発生しており、昨年の2件を既に上回っている。
     
  日本を除くアジア地域では、2020年までの2年間に記録的な規模のドル建て債2820億ドル(約31兆円)が償還期限を迎える。アナリストらは、20年1-3月(第1四半期)までに米10年国債利回りが3.56%まで上昇するとみている。

  アルバレツ・アンド・マーサルのマネジングディレクター兼アジア地域リストラ業務責任者、ポール・フォーグ氏は「より高い金利で借り換えることになるため、企業にはさらに強い圧力がかかってくる」と述べ、「債務支払いが増えるにつれ、将来のデフォルトリスクは確実に高まる」と指摘した。

原題:Default Risk in Asia Is Rising as Governments Allow Failures (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE