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Photographer: Tomohiro Ohsumi
cojp

4月の賃金伸び一服、ボーナスが押し下げ-所定内給与は横ばい

  • 給与総額は0.8%増、前月2%から大幅縮小-市場予想1.3%下回る
  • 賃金上昇圧力が徐々に強まっているとの見方変わらず-第一生命
Japanese 10,000 yen, left, and 1,000 yen banknotes are arranged for a photograph in Tokyo, Japan, on Monday, June 20, 2016. Japanese shares fell, with the Topix index dropping for the first time in three days, as the yen rose ahead of the U.K. decision on European Union membership and investors awaited testimony from Federal Reserve Chair Janet Yellen.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

厚生労働省の毎月勤労統計によると、4月の現金給与総額の伸び率は前年同期比0.8%増と、市場予想1.3%増を下回った。9カ月連続の増加となったが、前月実績の2%増から大きく減速した。基本給に当たる所定内給与は横ばいの同1.2%の伸びを維持した。

所定内給与は横ばい

  ボーナスの落ち込みが全体を押し下げた。3月は節税対策として期末に支払う決算賞与で13.7%増に押し上げられたが、4月は調査対象入れ替えなどの影響で9.8%減へ急減した。

  第一生命経済研究所の藤代宏一主席エコノミストは発表後のリポートで、「1月以降の数値は緩慢ながらも加速基調にあり、賃金上昇圧力が徐々に強まっているとの見方を覆すには至らない」とした。

  SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは電話取材で、4月分の個人消費や賃金の伸び鈍化については、「サンプルバイアスがあるので、一喜一憂する必要はない」と述べ、堅調な輸出や公共投資、個人消費などを背景に、4-6月期の国内総生産(GDP)は回復に向かうとの見通しを示した。

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