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スタンダードチャータード、2拠点へのアジア事業集約を計画-関係者

  • シンガポールと香港に新たなハブを設けてネットワーク簡素化
  • 部分的な売却や新部門の上場に将来つながる公算も-関係者

英銀スタンダードチャータードはシンガポールと香港にアジア事業の新たなハブを設ける計画だ。広範なネットワークの簡素化と経費削減が狙い。計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  詳細は決まっていないとして匿名で語った関係者によると、同行は来年にも、シンガポールの新たな子会社の下に東南アジアおよび南アジアの最大10カ国の事業を集約する計画を策定しており、インドネシアやインドが対象になる可能性がある。資産や資本管理の効率性を高めるのが狙いで、当局から義務付けられている緊急時のバッファーの規模も縮小できる公算があると、関係者の1人は語った。

  中国を除く北アジアの一部も別の香港の子会社の下に集約する。韓国などが対象だが、計画は最終的なものではなく、変更の可能性があるという。

  同行は5日の資料で「当グループの資本基盤はしっかりしており流動性も高い。期待されるように、われわれは資本と流動性の構造を最適化する方法を継続的に探る」と説明した。

Bill Winters

ウィンターズCEO

写真家:アンソニー・クワン/ブルームバーグ

  ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は経費を削減しながら容認できるレベルの収益性を確保し、利益の伸びを回復することは可能だと投資家を納得させることを引き続き目指している。前任者が進めた拡張計画で不良債権が膨らんだことから、同CEOは3年前に就任してから、主にバランスシートの改善や企業文化の刷新に注力してきた。同行は約60カ国・地域で事業を展開するため、コンプライアンス(法令順守)や管理のコストがかさむ。

  関係者によると、今回の事業再編計画は今後、部分的な売却または新部門の上場につながる可能性がある。ただ近い将来ではないという。

原題:StanChart Said to Plot Asia Split Into Singapore, Hong Kong Hubs(抜粋)

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