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イタリア新政権、議会の第一関門突破-首相演説は市場の不安招く

  • 上院は171対117でコンテ政権を信任、下院は6日午後に採決
  • イタリア国債は下落し、ドイツ国債との利回り格差は30bp拡大

イタリア新政権は5日の議会で第一関門を突破したが、コンテ首相は初の演説で、低所得層や失業者への最低所得保障や包括的な減税などポピュリスト的政策を推進すると表明し、市場の不安を招いた。

  上院は171対117でコンテ政権を信任した。コンテ首相は所得保障や移民制限を約束し、「衰退を防ぐ」ため、より強く公平な欧州を目指そうと呼び掛けた。下院は6日午後に信任投票を行う。

  イタリアが欧州連合(EU)の財政規律を乱し、ユーロを揺るがすとの懸念からイタリア債が先週売り込まれたが、コンテ首相は市場の不安払しょくに努め、初の演説でユーロや年金改革の見送りには言及しなかった。その後の演説では、ユーロ離脱を議論したことはなく、政権の目標でもないと語った。

  それでも「五つ星運動」と「同盟」がまとめた財政拡張的な政策を首相が打ち出したことで、国債は下落。イタリアとドイツの10年国債の利回り格差は30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大した。

  コンテ首相は「欧州はわれわれ皆の家だ。より強く公平な欧州を推し進める必要がある」と発言。その一方で、対ロシア制裁の見直しを促す方針も明らかにした。

題:Italy’s New Premier Passes First Hurdle as Investors Spooked(抜粋)

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