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多額損失でも降格は違反、BNPに4500万円支払い命令-パリの控訴院

  • トレーディング損失に伴う降格を巡りサビーヌ氏がBNPを訴え
  • 本人に明確な同意を求めずに契約を修正する権利はないと認定
BNP’s Egan Says Turmoil Has Been Good News for Trading at Banks
Photographer: Kosuke Okahara
BNP’s Egan Says Turmoil Has Been Good News for Trading at Banks
Photographer: Kosuke Okahara

アントワーヌ・サビーヌ氏は、仏銀BNPパリバの元外国為替アービトラージ(裁定取引)グローバル責任者に就任した最初の月に多額の損失を出し、降格された。パリの控訴院(高裁)は、同行の行為が雇用契約違反であり、不当解雇に相当すると認定し、35万ユーロ(約4500万円)の支払いを命じた。

  ロンドンの外為アービトラージ責任者からグローバル責任者に昇格したばかりだったサビーヌ氏は、2011年1月に270万ユーロのトレーディング損失を出した。控訴院は当時の損失について、本人に明確な同意を求めずに契約を修正する権利をBNPに与えるものではないと判断した。

  控訴院は5月30日の判決で、BNPはサビーヌ氏と話し合い、同氏が拒否した場合に限り、リスクを伴う運用で悪い成績を残した疑いを巡って解雇手続きを開始すべきだったと指摘した。サビーヌ氏のポートフォリオを直ちに閉鎖した同行は、外為アービトラージ責任者の職を解き、パリに戻すことを決めた。

  こうした状況下で12年にBNPを退職したサビーヌ氏は、パリの雇用審判所に同行を訴えたが16年に敗訴し、控訴院に上訴していた。

  BNPの担当者は、同行として裁判所の判断にコメントしないと述べた。

原題:Ex-BNP FX Official Wins $410,000 After $3.1 Million Trading Loss(抜粋)

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